送られてきた。これは?これに申し込めというのか?一体何者がこれを?


と、密林から荷物が届いた時には、思うようにしている。

きっかけは、妻から問い詰められた時だろうか?
「何、こんなデッカイもの買ってんの⁉」
「いや、全然心当たりが無い…こんなデッカイもの。」
と、正直に答えてから荷物を開けてみると、デッカイ箱の中に小さなプリンタのインクが入っていた…。

それ以来このドキドキ感がたまらなくて、全然心当たりのない物が届いたふりをする。妻を騙すためではない。自分を騙す…サプライズが仕掛けられたような気分になる…ちょっとだけサスペンス(父さんにはもうこんなささやかな楽しみしかないのだ…)。

格安への乗り換えを最初に考えたのは、長女の進学が決まった今春。長女の同級生が次々とスマホを持ち始め、「みんな格安にしてるみたいだよ〜うちはいいの〜?」と妻に詰問され、調べた。でも、親元を離れる娘に、親も使ったことがない格安スマホを持たせるのは不安。何かあった時に、どうしたらいいのか分からなくなる。そこで、私のタブレット(電話機能付)を持たせた(幸か不幸か、出発間際に故障して、新品と交換してもらったのでお古ではない)。

そんな顛末で、熱い議論も喉元を過ぎたので忘れていた。再燃したのは、今月初めに長女が今までの数倍のペースでパケットを消費し始めたから。

「これでは破産する!かくなる上は格安しかない!」ということで、再びWEBサイトを見比べ始めた。(※尤も、パケットを使い過ぎたからと言って、上限を超えても使えなくなるわけではない。遅くなるので動画は見れないがメールチェックとか最低限のことは問題なくできる。よって破産はしない)。

この格安スマホに注目したのは、今使ってる電話機がそのまま使えるということ。すぐ近くには取次店は無いが、ネットで結構間に合いそうである。2年縛りもない。パケットの繰り越しもギガ単位ではないし、家族で分け合えるし、どうも繰り越し分から消費されるようだ。

これは大きい…。今契約している大手キャリアでは、繰り越しはギガ単位。しかも、月替わりにパケット量の契約変更をすれば繰り越しは無効。だから実際問題、効率よく繰り越しができるケースは極めて稀なのだが、運よく繰り越しができたとしても繰り越し分は最後に消費される。今月分を使い切らないうちは繰り越し分は手が付かない。しかも、それで残った繰り越し分が更に翌月に繰り越されることはない。有名無実の繰り越しである。

人は、変化を好まないものである。現状を変えるということはエネルギーも要るし、何某かの既得権益を失うことだから。そして、現状を変えない合理的な理由を考え出そうとする。自分への言い訳を考える。

かつて、iphoneの導入を最後まで渋っていたのがこのキャリアである。私は日本の携帯電話メーカーに勤めていたこともあるので、日本のメーカーを守ろうとしている姿が格好いいと思った。多少不利でも、このキャリアで日本製アンドロイド・スマホを使い続けようと決心したものだ。

しかし、最早そのような大義名分は跡形もない。有名無実なものを宣伝に掲げるのは、詐欺とは言わないが、誠意が無い。しかも、価格体系が複雑で、専門のショップに行ったところで、店によって説明が違ったり、同じ店でも店員によって説明が違ったりする。それでも安いのならまだ良いが…。

この大手キャリアにとどまる合理的な理由を考え出すことができなくなっていた。メリットがひとつも見当たらない…。

我が家の5回線分を試算すると、月々1万円くらいは安くなる。違約金が発生しても元は取れると、あるサイトには書いてあったが、24回払いの残債もあるので、違約金がなるべく発生しないタイミングで少しずつ乗り換えることにしよう。

まず、1回線、格安で契約して使い勝手をテストしてみることにした。キャンペーン期間中でもあるし。

その結果、冒頭の荷物が密林から届くこととなった。

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《つづく》