9日、次女の小学校最後の運動会が終わった。

一年前は、長女の小学校最後の運動会。それまでの5回の運動会で、長女はずっと負け組に属していた。運動会が近づくと「また、きっと負けるよ…」と長女は浮かない顔をしていた。

何とか元気づけなければ…。

「ずっと、負けるっていうのも凄いんじゃないか?確率を計算すると、1/2を6回掛けるから1/64。つまり64人に一人の貴重な存在になるんだよ!学年に一人(長女の学年は百人までいない)、居たとしてもニ人くらいしかいないことになるよ!君は全敗の女神だ!」

この苦し紛れの屁理屈を、長女は気に入ったらしい。運動会の勝ち負けを気にしなくなった。

しかし、運命はいたずらをやめなかった…。長女の組(赤組か白組かは忘れた)が勝ったのだ。

「やったね!勝ったね!」

でも、長女は浮かない顔。ていうか泣いていた。「うれし涙?」と妻に聞くと首を振った。

いつしか彼女は全敗の女神を狙っていたらしい…

負負負負負勝のパターンも確率は1/64になるはず。もともと特別なオンリーワン♫なのだ。しかし、そんな慰めは効きそうにない。

勝って悔し涙って、どう扱ったらいいか分からない┐(´д`)┌ヤレヤレ

今年、次女の赤組は負けた。組頭を務めた彼女は、閉会式で皆に感謝の弁を述べながら泣いた。

負けて悔し涙…ノーマルな涙に私はホッとした。