1万1700年前に氷河期が終わって完新世の到来が告げられると、気候は氷河期より温暖になったばかりか、安定度も増し、気候と降雨の極端な変動が少なくなった。氷河期の間にも、狩猟採集民はときおり植物を栽培してみようと試行錯誤を繰り返したが、その実験が根づくことはなかった。理由 おそらく、極端で急激な気候変化のせいで努力が立ち消えになってしまったからだろう。
(No.105)「人体600万年史(下):科学が明かす進化・健康・疾病」

こんなことを書くと農家の人に怒られるとは思うのだが…こんな果樹王国のど真ん中で書くのはとっても勇気がいることなんだけれども…

農業が始まったきっかけが氷河期後の気候安定だということになると、最近の気候変動は農業にとって致命的なことだということになる。それは、後継者不足とかいう次元の話ではない根本的なことである。

地球の気候変動が再び激しくなってしまったら、 我々は再び 狩猟採集民に戻らなければならないのだろうか?