3−5.「頼る人、頼られる人」〔小さな偉人伝〕
…「出産祝いは決めてありますからお金準備してきて下さい、なんて言うんですよ。全く、今の若い者は(笑)」
と言う連太郎さんの顔は嬉しそうだ。…

3−4.「毎日お見舞いに行く」〔小さな偉人伝〕
…施術していると、連太郎さんがポツリと言った。
「家内は病院に行ったんですよ。」…

3−3.「90歳の狩人」〔小さな偉人伝〕
…運転免許を持っていない彼は、健康のためというよりは買い物などの日常的な用事のために歩いているのだろう。もちろん、それが彼の今日の健康に寄与していることは自他ともに認めるところである。…

3−2.「ノン・バーバルな治療」〔小さな偉人伝〕
…本人に余り自覚がないとすれば、私が本当に癒すべきは朋子さんが痛そうにしている様子を心配する御主人の心かもしれない。それにしても何と優しい御主人だろう、と思った。…

3−1.「小さなおうち」〔小さな偉人伝〕
…玄関を開けて「御免下さい!」と声をかけると、すぐ前の障子戸がスッと開いて、小鳥が巣箱から頭を出すように、眼鏡をかけた白髪の老人の顔が現れた。後の会話で80代後半であることが分かったが、動作は機敏で、口調も早い。…

2.「動脈瘤の思い出」〔小さな偉人伝〕
…「なんだか、動脈みたいに脈が感じられるんですが…」と言うと、
「そうですよ。動脈ですよ。」
「え?」
「動脈瘤なんですよ。」と、主治医は平然と答えた。…

1.「三つの木目込み」〔小さな偉人伝〕
...作りかけの木目込み人形が三体もある。ほぼ出来上がったサル、半分くらいのサル、全然手つかずのサル。まるで日光の三猿だ。...

〔続きはこちら〕