Vivir es un asunto urgente by Mario Alonso Puig




邦訳が出たのが2011年で、当時ちょっと話題になってたような気がします。

Kelly McGonigal の「The Upside of Stress」が、私にとっては、ストレスに対する反応をアドレナリン、ドーパミン、セロトニン、コルチゾール等から説明している最初の本でした。

しかし、それより簡単にではありますが、2008年(スペイン版)に、この本が扱っていました。20本の著者自身の体験談で構成されていますから、読みやすく、分かりやすく、読んでいると力が湧いてきます。

カール・ユングが「ほとんどの精神疾患は精神病学では治すことができない。治療には哲学が必要だ」と述べたそうです。「哲学」とは、正にマインドセットを指すのだろうと思います。目の前のことをどう捉えるかで、体内で分泌されるホルモンが全く違ったものになります。それが、脳や体に影響を与え、次の瞬間のあなたが決定するわけです。

目の前のことをどう捉えればいいのか。著者自身のエピソードからケーススタディできる本です。