「スタンフォードのストレスを力に変える教室」【The Upside of Stress: Why stress is good for you (and how to get good at it)】
「Part2 ストレスを力に変える」(p171〜339)【PART2 Transform Stress(No.1476-3336)】の
「第4章 向き合う―不安は困難に対処するのに役立つ」(p177〜214)【CHAPTER4 engage - how anxiety helps you rise to the challenge (No.1532-2055)】
を読みました。

この章は、すぐに役立つ内容でした。

入学試験とか、スポーツの大切な試合とか、そんな人生を決するような大勝負ではなくとも、ちょっと大切な役を引き受けてとっても緊張する場面は日常的に誰しもがあることだと思います。この章を読んだだけで、私は気持ちがかなり変わりました。つまり、効果を確認することができました。

誰しも緊張したら、ドキドキしてしまって、「やばい!落ち着かなきゃ!」と思い、余計に焦ってしまいます。

でも、これがダメなんですね。こう思っても落ち着けません。しかも、ドキドキはこれからの勝負のために体がエンジンを吹かしている状態なので、止めたら勿体ないんです。

ドキドキしている人の方が、本当にリラックスしている人よりも、良い結果(勉強でもスポーツでも)を出すことが分かっています。しかも、よりドキドキしている人(小心者?)の方が良いのです。

「ドキドキ」は基本的には脅威反応なわけですが、これを「ワクワク」に変えて、チャレンジに変えていくためには、「自分の個人的な強みを認識すること」が最も効果的です。「自分がどれだけ準備を重ねてきたかを考えたり、過去に同じような問題を乗り越えた経験を思い出したり、自分を支えてくれる大切な人たちや、自分のために祈っていてくれる人たちのことを考えたり(p198)」するのです。

Lots of studies show that people more likely to have a challenge response if they focus on their resources. Some of the most effective strategies for this are acknowledging your personal strengths; thinking about how you have prepared for a particular challenge; remembering times in the past when you overcame similar challenges; imagining the support of your loved ones; and praying, or knowing that others are praying for you. These are all quick mindset shifts that can turn a threat into challenge - which makes them good things to try the next time you want to perform well under pressure.

昨年11月の「2015NHK杯フィギュア」で、羽生結弦選手が300点越えという歴史的快挙を成し遂げましたが、その直後のインタビューでおっしゃっていることが、いちいち上の項目に合致していることに気づき、ビックリしてしまいました。

下記のyoutubeの映像を基に書き起こしました。一部修正、太字強調等、勝手に行っています。御了承下さい。



ありがとうございます。皆さんは、僕らスケーターに、直接手を加えて下さったり、何かをして下さったわけではないですけれども、本当に応援という大きな力をもらいました。このスコア、この演技は本当に皆さんのお蔭です。本当にありがとうございました。そしてテレビを見ている皆さんも本当にありがとうございます。

(スコアについて)
未だに信じられない。スコアも本当にビックリしましたけれども、実際にスケートをここまでカナダから、このNHK杯まで、もう本当に血のにじむような、本当につらい努力を、というか練習をやってきたので、その練習をさせてくださった僕の周りの方々、サポーターの皆さん、そしてカナダのクリケットのリンク、そして自分が生まれ育った仙台のリンク、全てに感謝したいなと思っています。

(この結果は想像していたか?)
やってやる!とは思ってましたけど(笑)。ただ、自分自身、今回すごく、特にフリーは滑る前すごく緊張していて、本当だったらいつもブライアンと滑る前に話すことができるんですけれども、話すことすらできなくて、本当に緊張したんですけれども、この長野のオリンピックがあったリンクで滑るということで、オリンピックのマークもありますし、自分自身にプレッシャーをかけて絶対王者だという自信を言い聞かせながらやってました。

(終わった後どんな話をしていたか)
ただただビックリしたね、という話をしていました。終わった後に「良い子だったよ」と言われたんですけれども、「まだ『良い子』なの?」っていう話をちょっとしました。

(この先に向けて一言)
今回は今回で終わってしまったことなので、とにかくまずここまですごいハードな練習をしてきましたけれども、それでも怪我をしないでここまで来れた自分の体、またはケアしてくださった先生方に感謝しつつ、また、これ以上の演技ができるように練習積んでいきたいなと思っています。

ありがとうございました。皆さん、本当にありがとうございました。またこれからもよろしくお願いします。

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