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今回は2014年度に石川県立金沢錦丘中学校で出題された問題です。「将来の夢は?」という、学生さんに尋ねる質問としては一番ありそうなテーマです。
「夢」ということですが、問われているのは「仕事」です。問題を解きながら「自分らしい仕事とは何か?」を考えていくことになります。

問題1は簡単ですね。「取材」と「感謝」です。


問題2はウ。「風が強くなりそう」なことを、「いま」の状態を付け加えることで強く実感させています。

問題3は「情報を伝える」などが入ります。
「ニュースを伝える」とかでも良いかもしれません。




問題4はイが一番文脈に沿っているようです。
問題5は「目の前の仕事に自分らしさをふきこむ」(17文字)。


問題6は、自分なりに書いてみて下さい。

条件1で「目標」という言葉を使うとなると、【資料3】の「最初はどんな小さな、些細な目標でもかまいません。」という文章の辺りを使うことになりそうです。条件2では、【資料1】は短い文章ですので、引用する箇所も限られてきます。そんなふうに考えますと、あまり自由度の無い作文のように思います。

仕事を選ぶとなると、何になるか(what)にばかり目が行きがちです。自分が何に向いているかという点も大事ですし、「これをやりたい」というはっきりした目標がある人はそれを目指すべきでしょう。

ただ、今回紹介した文章は、どんなふうに仕事をするか(how)に目を向けています。どちらが大切かは一概には言えませんが、howがしっかりしていればwhatはどうでもいい場合もあるということは知っておくべきでしょう。

これは、学校選びにも言えます。この学校の、この特長を生かして、自分はこんなふうに勉強していくんだ!というイメージを描いて、志望校を選びたいものです。




参考文献:2015年度受検用公立中高一貫校適性検査問題集(みくに出版)小林教室収蔵

《教室だより増刊号インデックス》

※今後、大学入試や高校入試で一般的になると思われる合科目型・総合型の出題形式が公立中高一貫校適性検査では既に一般的になっているため、この増刊号で取り上げています。ですから、中高一貫校だけを特に意識しているわけではありません。もちろん、だからと言って東桜学館を全く意識していないわけでもありません(笑)。

◆◆◆公文式小林教室◆山形県東根市◆◆◆