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今回は2014年度に東京都立小石川中等教育学校で出題された問題を見てみます。

問題1:小学生なら赤鉛筆は消えにくいことは知っているでしょうが、その理由まで知っている人は少ないでしょう。ここは、写真から読み取れる内容を書けばいいはずです。

「鉛筆の芯は粉のようなもので、紙の表面にくっついているだけなのできれいに消すことができる。赤鉛筆の芯は粘り気があって柔らかく、紙の中まで入り込んでいくので消えにくい。」

問題2:畳とか本棚の本などが分かりやすいかと思います。

「畳の色は初めは緑色だが、長い間日に当たっていると茶色くなる。家具が上にあって日に当たらなかったところは緑色のままだから。」




問題3:化学的な正解を求めているわけではないと思われます。妥当な推論と検証方法を考えられるかどうかです。
(1) 空気中の酸素
(2) .譽掘璽箸鮖請任世韻魑佑瓩織咼法璽訛泙貌れて光が当たらないところに保管し、数日ごとに変化を観察する。▲譽掘璽箸琉字がうすくなる。

問題4:
できる。発光ダイオードを増やし、光を強くする。照射する時間も増やす。

問題5:
(1)〔性ペンで紙に書いた字は消えない。▲ぅ鵐が紙のせんいの中までしみこんでしまうため字は消えない。
(2)油性のインクを変化させて透明にするような特別な液体を使った、字を消すペンを作る。

これは文具メーカーの入社試験ではありませんから、必ずしも化学的な正解を求めているわけでは無いと思います。

問題1であれば、写真から何らかの手がかりを読み取って、それが説明できるかどうか。
問題2は、日焼けして色落ちしているものを日常生活の中で観察して、それをもとに考察できるかどうか。
問題3は、模範解答に従って「空気中の酸素」としましたが、「二酸化炭素」とか「湿気」とかを(1)で回答した場合にはビニール袋に酸素の代わりに呼気を入れて観察してもいいでしょう。
問題4は、「できない」として、「太陽の光には紫外線や赤外線など目に見えない光も含まれているが、LEDには含まれていないから」というような理由を述べてもいいのではないかと思います。
問題5は、消すことができる例として「フリクションボール」を挙げ、「消した字を再び浮き上がらせることができるとよい」という答えでも良いでしょう。

1月に東桜学館の試行テストが行われました。他の公立中高一貫校の適性検査問題に比べますと、比較的簡単でした。特別な受検対策は必要なさそうです。必要なのは一言で言えば国語力です。長い文章を読んで理解し、問題文に矛盾しない自分なりの考えを持ち、それを分かりやすく説明できること。そういう傾向の問題を今回は紹介いたしました。




参考文献:2015年度受検用公立中高一貫校適性検査問題集(みくに出版)小林教室収蔵

《教室だより増刊号インデックス》

※今後、大学入試や高校入試で一般的になると思われる合科目型・総合型の出題形式が公立中高一貫校適性検査では既に一般的になっているため、この増刊号で取り上げています。ですから、中高一貫校だけを特に意識しているわけではありません。もちろん、だからと言って東桜学館を全く意識していないわけでもありません(笑)。

◆◆◆公文式小林教室◆山形県東根市◆◆◆