なぜ、それを好きになるのか?脳をその気にさせる錯覚の心理学の「第6章.自分からちょっとは好きになる:勉強」(p185〜192)と「エピローグ.好きになると脳が変わる」(p193〜202)を読みました。(小林教室収蔵

「勉強を好きになるには?」…これは永遠のテーマのようにも思いますが、6章にまとめてありました。

ひとつは「処理の流暢性の誤帰属」を利用する方法です。「過剰学習」とも言うそうですが、公文式のメソッドの一つでもあります。

そして、これを定着させる方法として「分散学習」が挙げてあります。詳しくは本書を参照していただきたいのですが、お子さんに「今日の復習をしてから遊びに行きなさい!」と声がけするよりも、「3日前の復習をしてから遊びに行きなさい!」と言った方が効果があるとのこと。そして、「終了テスト」のような形で更に定着を図るのが「テスト効果」ということになるようです。

「よい学校に進学したり全国共通テストでよい成績をとったりする学生の特徴」というのも興味深い話です。調査の結果は「自制心が強い」ということ。これは、人を人たらしめる前頭前野の働きだったように思います。

ただ、「よい学校に進学したり全国共通テストでよい成績をとったりする学生」というのは望ましい人間なのか?とちょっと疑問に感じました。自分を抑制してレールの上を脇目もふらずに進んでいく学生なのだとしたら、どうなんんだろう?と。

最後、エピローグでは、好きなものができるとその好きな対象に関連した情報に激しく反応する神経回路ができる、ということが紹介してあります。何かに興味を持つと、例えば新聞紙面を漠然と眺めただけでも、それに関連したことが目に勝手に飛び込んでくるような感覚を覚えることがありますが、そういうことなのかなと思いました。

これに勝る脳の活性化・アンチエイジングは無いんじゃないか?と言う筆者。私もそう思います。

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