なぜ、それを好きになるのか?脳をその気にさせる錯覚の心理学の「第5章.すぐに使えるなんとなく好かれるテクニック」(p149〜184)の「第2節.好きになってもらうテクニック:5つの必勝法」(p160〜175)を読みました。(小林教室収蔵

その2.人は物語が好き

アメリカの新聞記事を例に話を進めています。「数行で客観的に報道できる内容」を「物語仕立て」にすることで、地味で退屈な記事が「妙に頭の中にすっきりと入り込み、記事やそこで書かれている出来事に対して納得感や好印象を抱かせてしまう」のです。

これは、勉強に応用できますね。

例えば、歴史が好きかどうかは、ここで決まるのだと私は思います。史実と年号だけで何とかしようとすれば、これほどつまらない、カビくさい、クソの役にも立たない教科はないでしょう。でも、そこに登場した歴史上の人物に目を止め、感情移入していったとき、それはとんでもなく面白い物語の集まりです。一つの事件でも、それに関わっている人間それぞれを主人公にして様々な立場から見つめ直した時、時空を越えて共通する人間の性(さが)が見えてきます。こうなると、歴史ほど有用な教科はないとさえ言えます。

大嫌いな人が多い物理と数学についても同様のことが言えます。ニュートンは天体の運動を数式化できないかと試みる中で微積分を編み出していきました。微積分を単なる計算テクニックと思ってみれば、何の面白味もありません。でも、速度とか面積とかを求める上でとても有用な計算手法ですし、数式の奥に宇宙とかロケットとかを見ることができればロマンに充ち溢れたものになります。尤も、宇宙に興味が無ければお手上げですが(笑)。

円周率を何桁も記憶する方法として、無味乾燥な数字の並びを言葉に置き換えて、その言葉で物語を創って覚えている人をテレビで見たことがあります。また、メンタリストのDaigoさんが紹介した記憶法も、自分なりの物語を創る手法と言えるかと思います。

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