「新・ヒトの解剖」の「7.脳とこころ」(p208〜231)を読みました。(小林教室収蔵

《以下引用(p213)》
脳幹(間脳・中脳・橋・延髄)は、私たちの基本的な生命維持活動をささえるところである。延髄には、呼吸と心臓の拍動、栄養分の消化・吸収の働きを調節する中枢があり、間脳の視床下部という部分は、体温調節や水の代謝、性欲・食欲・睡眠などをつかさどっている。つまり、脳幹の働きがなければ、私たちは片時も心臓や肺を動かすことができず、生きつづけることはできない。
《引用終わり》

脳幹は爬虫類の脳とも言われています。

《以下引用(p213)》
「脳死」というのは、この脳幹をふくむ脳全体の機能停止のことで、呼吸などの生命を維持する装置をつけないでは、みずから生命活動を維持することのできない状態である(これにたいして、脳幹はその機能をはたしているが、大脳に障害があって、意識をなくしている状態は「植物状態」とよばれる。植物状態にある人を「植物人間」といい、植物的な機能である呼吸・消化・循環から時には出産のいとなみまでできるが、動物的な機能である感覚・運動などのはたらきはなく、精神活動がない状態にある。頭を強く打って大きなけがをしたり、脳のなかで血管が切れて出血がおこったりすると、このような状態になることがある)。
《引用終わり》

基本ですが、引用しておきました。

《インデックス》

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