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「神秘主義の人間学」(法蔵館)「第十二章 空海」(p251〜287)を読みました。

《以下引用(p260)》
間違ってはならないのは、虚妄なる世界にわれわれが迷い込んだのではない。本源を運んで「三界を画作」しているのはあなた自身なのだ。もしそのように考えるなら世界(世間)を超える(超過三界道)という宗教的要諦が、この世界を離れたどこかに真実の世界を探し求めるというとんでもない間違いを犯すことになる。虚妄の世界と真実の世界が二つ存在しているのではない。本源に徹し、覚ることができれば虚妄は真実ともなる。「是の如く真諦(真実)と俗諦(虚妄)は但だ二義のみ有って二体あることなし」。法蔵『華厳五教章』(「所詮差別」)より
《引用終わり》

このことは今までにもいろいろ出てきましたが、5年ほど前に「龍樹」から引用している記事がありました。懐かしい…。

《以下引用(p261)》
しかし、ここに奇妙なことがある。それはあなたが自らの実存に深く入っていくと、あなたは自分が消えていくように感じるだろう(人無我)。それだけではない、あなたがこれまで見ていた世界もまた消える(法無我)。何故であろうか。それはわれわれの内なる本源が本より空(無)であるからだ。逆に言えば、あなたを含むあらゆるものが空から生じた仮有であり、実際には存在しないにもかかわらず連綿と形をとって現象してきているのだ。「空はすなわち仮有の根なり。仮有は有にあらざれども有有として森羅たり」。空海『十住心論』(「第七覚心不生心」)より
《引用終わり》

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