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「オランダの個別教育はなぜ成功したのか」の「第3部 日本にも個別教育を」(p197〜211)を読みました。(小林教室収蔵

日本では、教育に関して「管理から自由へ」という流れがあるように見えるけれども、注意が必要であると言っています。

《以下引用(p203)》
私は、「画一競争を促す管理」から解放され、「人それぞれの機会均等を保障する多様な選択肢を認めた自由」へ、と向かっていくのが教育改革の正しい道である、と思っています。…親が自分の子どもに合った教育を選べるよう、多様な方法の共存を保障し、子どもに直接接している、つまり、専門家として一人ひとりの子どもの発達を観察している学校や教員の自由裁量を認めるべきなのです。その一方で、そのような自由裁量に基づく教育行為が、子どもの発達を犠牲にして政治・経済などの利害のために利用されていないかを冷静に監督する、制度上・法規上の管理体制を整えることが必要です。
《引用終り》

撤廃されるべき「管理」、認められるべき「自由」はあるけれども、強化されるべき「管理」、認めるべきでない「自由」もあります。だから、「管理から自由へ」という捉え方よりも「画一から個別へ」という捉え方を提唱しています。

さらに、オランダの教育サポート機関の職員が挙げた学校教育の目的として、セレクション・アロケーション・インテグレーションの3つを紹介しています。

《以下引用(p206)》
まず、セレクション(選別)というのは、政治・経済・産業・行政など、社会の様々な分野においてリーダーシップをとり、進むべき方向を指し示していく人材を選び出すことです。アロケーション(分配)とは、端的に言えば適材適所、つまり、それぞれの子どもが、教育を通じて自分の好みや特性に合った社会的場を見出し、その場に必要な知識や技能を身につけ、社会に出ていけるようにすることです。インテグレーション(統合)は、子どもたちが、学校生活を通じて、お互いにその役割や人間としての価値を認め合い、協力して、社会の発展と維持に参加できるようになることです。統合の規模は国家という単位に限りません。子どもが実際に生活している場である近隣、やがて出ていく労働の場、国を超えた世界、という社会もあります。
《引用終り》

日本の教育は、セレクションにのみ特化しているのではないか?と指摘しています。その通りだと思います。

一番になることばかりを重要視していて、助さんを育てるという発想がないような気がします。

グループ学習の目的は、一つのテーマを皆で追う時のそれぞれの個性を見つけ出し、全体の中で自分はどんな役割を果たせるかを自覚し(ここまでがアロケーションかと思います)、それぞれの良い所を生かしながら全体が有機的に機能展開していく(これがインテグレーションかと思います)ように図る能力を養うことなのですね。

日本でもグループ学習は行われていますが、単なる「なかよしクラブ」の練習くらいの認識しかないように思います。形だけまねても魂が入ってなければダメです。根本的な課題だと思います。

《インデックス》

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