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「オランダの個別教育はなぜ成功したのか」の「第2部 オランダ・イエナプラン教育」(p79〜195)「第四章 開かれたイエナプラン教育」(p183〜195)を読みました。(小林教室収蔵

20の原則というのがありましたので、メモっておきます。漠然とした裏づけのないコンセンサスを前提に動いていく我が国民性からすると、きちんと明文化することは馴染みがないし、国内で発行された文書であればこういうのは「たてまえ」として真面目に読まないのですが…オランダは違うと思うので、真面目に読んでみましょう。

《以下引用(p191)》
A.人について
1.各人はユニークである。つまり、たった一つの存在であり、すべての子どもとすべての大人はそれぞれ、かけがえのない価値を持っている。
2.各人はその人がその人らしく発達する権利を持っている。その人らしい発達とは、次のようなものによって特徴づけられる。すなわち、独立性、自分で(批判的に)判断する意識を持つこと、創造性、社会的正義へ向かう姿勢。この権利は、人種・国籍・性別・性的傾向・社会環境・宗教・信条または障害の有無によって左右されるものでは一切ない。
3.各人はその人がその人らしく発達するために次のようなものと独自の関係を持っている。すなわち、ほかの人々、自然や文化について感得できる現実、および感覚によっては経験できない現実と。
4.各人は常に一人の人格を持った人間として認められ、可能な限りそのように待遇され、話しかけられるべきである。
5.各人は文化の担い手、また、文化の改革者として認められ、可能な限りそのように待遇され、話しかけられるべきである。
《引用終り》

「正義」という言葉は、個人的にはドキリとしてしまいます…。

《以下引用(p192)》
B.共同社会について
6.人は、各人のかけがえのない価値を尊重する共同社会を目指して働くべきである。
7.人は、各人のアイデンティティ(個性)を発達させるための場と、刺激が与えられる共同社会を目指して働くべきである。
8.人は、お互いの間の相違や変化を、公正と平和と建設性に基づいて受け入れる共同社会を目指して働くべきである。
9.人は、地球と世界空間を尊重しかつ注意深く守る共同社会を目指して働くべきである。
10.人は、自然資源と文化資源とを、将来の世代のために責任を持って用いる共同社会を目指して働くべきである。
《引用終り》

「自然資源…を、将来の世代のために…」は、明らかに守られていないですね。

《以下引用(p193)》
C.学校について
11.学校は、関係者の、自立的で共同的な組織である。学校は、社会によって影響を受けると同時に、それ自体が社会に対して影響を与えるものである。
12.学校において大人たちは、先に示した人と共同社会についての原則を、自らの教育学的な出発点として、仕事を行う。
13.学校で教えられる教育内容は、子どもたちの生の世界と〈内的な〉経験世界から、そして、〈人〉と〈共同社会〉の発達にとって重要な手段であるとみなされる、われわれの社会の中の文化資源とから、引きだされる。
14.学校では、教育は、教育学的な道具を用いて教育学的な状況において実施される。
15.学校では、教育は、対話・遊び・仕事(学習)・催しという基本活動がリズミカルに循環する教育形態で行われる。
16.学校では、子どもがお互いに学び合い助け合うという目的のもと、年齢や発達のレベルに違いのある子どもたちのグループが慎重に考えられたうえで作られる。
17.学校では、自立的な遊びや学習が、指示されたり指導されたりする学習によって補足されながら、両者が交互に行われる。指示的・指導的な教育は、特に、レベルの向上を目的としている。これらすべての学習において、子ども自身のイニシアチブが重要な役割を果たす。
18.学校では、基本的な経験、発見、探究と共に、ワールドオリエンテーションが中心的な場を得る。
19.学校では、子どもたちの行動や成績についての評価は、可能な限り、その子どもの発達の経緯から、また、その子どもとの話し合いを通じて行われる。
20.学校では、変更や改善は、不断のプロセスとみなされる。このプロセスは、行動と思考との首尾一貫した交換作用を通じて遂行される。
《引用終り》

《インデックス》

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