「新・ヒトの解剖」の「5.顔と頭」(p142〜179)を読みました。(小林教室収蔵

《以下引用(p170)》
…囗腔の床にある筋肉のかたまりである舌は、陸上動物で発達した捕食器である。サカナの舌は骨だけでつくられており、筋肉がない。カエルでは、ロの床にくの字形に折れ曲がった舌があり、獲物を見つけるとロから飛びだして、表面の粘液によって獲物をつかまえて口にはこぶ。
《引用終わり》

サカナの舌は耳小骨になっていくようなので、われわれの舌とは全く別物ですね。水中で泳いでいる時よりも陸上の方が捕食は困難になります。人間ならば手を使って獲物を捕えますが、カエルなどの動物は舌を使ったわけです。カメレオンは舌技の最高峰に達してます。ノドから手が出るとはこのことだ!ということになります。

《以下引用(p172)》
舌の上に塩水や砂糖水、レモン水などをスポイトでつけてみるとわかることだが、味覚はどこでもおなじではなく、舌の先では甘さと塩辛さを感じ、両脇では酸っぱさと辛さを感じ、奥の方では苦味を感じるようになっている。まん中は鈍感で、どんな味もあまり感じない。したがって、苦い薬を飲むときに、口の奥の方にいれると、いちばん苦味を感じる舌の奥にのって、苦しむことになる。
《引用終わり》

減塩のテクニックとして、おひたしなど醤油をつけて食べる時は醤油を少しだけつけて、醤油をつけた部分を舌にあてるようにすると、少しの醤油でも満足できます。これは、他の味覚でも応用できます。逆に、例示してある薬のように、感じたくない味はその味を感じない場所にあてるようにして食べればいいわけですね。

おいしく食べるためのテクニックと言えます。




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