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山形県公立高校入試問題・国語・平成25年度(H25.3.10実施分)
「1」の配点は26点。

辻村深月さんの「さくら日和」からの出題です。「ネオカル日和」というエッセイ&短編集の中の一作品のようです。辻村深月さんは、2012年10月に公開された「ツナグ」の原作者でもあります。



ついでに、主題歌、JUJUさんの「ありがとう」。



オジサン、泣きそうになりました。「受験生なんだから、映画なんか見に行かないで勉強しなさい!」とか言われながらも、映画みたり、JUJUを聴いたり、辻村深月読んだりしてた人もいたんじゃないでしょうか。「映画見てたら、この問題解けたかもしれない!」とか言われそうですね。うっかり叱ることもできません。入試問題の方から子どもたちの興味関心に歩み寄ってくれているようで、今の子どもたちは幸せですね…

さて、勉強しましょう。

問一.「年齢(ねんれい)」と「穏(おだ)やかな」にふりがなをふる問題。

問ニ.呆気にとられるの意味を問う問題。微妙な選択肢ですね。「イ」がやはり一番しっくりきます。

問三.私がたいやきをを食べたのは「いつ」ですか?という問いなので、「去年」だと思ってしまいました。「念願が叶ったのは去年のことだ。」で二十字程度だし…。でも、解答は「小学二年生」です。「何年生のときですか」と聞いて欲しかったな。こういうとこで、私はいつも間違うんです。

問四.これは簡単ですね。ここまで読み進んだだけで、試験なんかやめて『ひらかわ』のたいやきを食べたくなった人もいたかもしれません。それに耐えなくちゃいけないのは「不満だった」と思います(笑)受験会場近くのたいやきが売れたかもしれませんね。

問五.お母さんが「大丈夫よ。」と答えたから…と言っているんだから、「エ」が答えになるでしょうね。実際のところ、どんな言い方をしても「大丈夫よ。」と答えるような気はしますが。小学二年生と小学三年生の娘がいる父としては、「いい娘だな…」とジーンと来てしまいます。そして、お母さんには、「妻なんてこんなもんだよな…」という印象。これは、お父さんのあしらい方を母が娘に伝授する衝撃的なシーンのようにも思えるのですが(笑)。深読みし過ぎですね。

問六.この選択肢から選ぶとすればやはり「ウ」でしょうね。「ごめんね」と言ってるから、「私は不満だった」ことをお母さんは気づいていたんですね。でも、忙しくて行ってあげられないことは親としてはよくあります。ただ、「お母さん、今まで自分の気持ちに正直じゃなかったわ。」とか言われると、他に好きな人がいるけど我慢してるんだろうかとか、たいやきの次元の話ではないような気がしてならないんですが…。

問七.これはいろんな答えがあっていい問題だと思います。オジサンに書かせたら、原稿用紙10枚は行くね。

《山形県公立高校入試問題・平成25年度(H25.3.10実施分)インデックス》

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