「新・ヒトの解剖」の「5.顔と頭」(p142〜179)を読みました。(小林教室収蔵

《以下引用(p153)》
目(眼球)は、眼窩という頭骨にあいた一対の大きな穴のなかにはいっている。…

ところで、眼窩には眼球や、眼球を動かす筋肉や神経・血管のほかに、何がはいっているかご存知であろうか。それは意外にも眼窩脂肪体とよばれる脂肪のかたまりである。頭部では、皮下脂肪はあまり見られないが、眼球と頬だけに脂肪が存在している(頬にある脂肪体は頬脂肪体という)。栄養失調になると、目がくぼみ、頬がこけるのは、これらの脂肪体が消費されて失われるためである。眼窩という骨の穴のなかで、眼球は脂肪の座布団の上に座っているといえる。
《引用終わり》

確かに、魚の目玉はおいしいですね。

《以下引用(p157)》
ところで、眼球の三層の壁は、じつはどれも脳のつづきである。つまり、目玉というのは、脳の一部が頭蓋腔からとびだして、鼻の両側のくぼみ(眼窩)に脂肪の座ぶとんをしいて顔をのぞかせ、外をながめているものといえる。

すなわち、内層は脳そのもののつづきで、一枚の網膜という膜になっており、光と色を感じる神経細胞(杆状体・錐状体)が、色素細胞と向いあってならんでいる。

中層の脈絡膜は、脳の表面をつつむ血管にとんだ薄い膜(脳クモ膜と脳軟膜)のつづきで、血管をふくみ、また、外からの余分の光をさえぎるために色素細胞をおおくふくんでいる。脈絡膜は前方では、レンズ(水晶体)に厚さを調節する筋肉(毛様体筋)にかわり、さらにその前方ではひとみのまわりの虹彩になっており、そこには瞳孔の開閉をおこなう二つの筋肉(瞳孔散大筋と瞳孔括約筋)がある。…

外層は、脳の外側をおおう丈夫な膜(脳硬膜)のつづきで、白目をつくる強膜となり、その前方部はひとみをおおう透明な角膜になっている。
《引用終わり》

発生段階の話だと思いますが、こんなふうに考えると、目を見る目が変わってきます(笑)。

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