「新・ヒトの解剖」の「5.顔と頭」(p142〜179)を読みました。(小林教室収蔵

口周辺の構造は非常に複雑で、穴としては目にも鼻にも耳にもつながっています。最初はパックリ開いた状態で、少しずつ必要なところが癒合し、顔ができあがっていきます。

口と鼻を分けている口蓋(二次口蓋)があるのは哺乳類だけという話は以前にもありました。

《以下引用(p149)》
…両生類や爬虫類では、ほとんどが口蓋裂の状態で、完全な口蓋(二次口蓋)をもつのは爬虫類ではワニくらいである。したがって、爬虫類は、食べものが口に入ってくると息をすることができなくなり、口に入った食べものはイッキに飲みこまなくてはならない。口のなかでモグモグと食べものを咬みつづけることができるのは、哺乳類の特技といえる。
《引用終わり》

消化のためによく噛みましょう!なんてやっていると、爬虫類は窒息死してしまうんですね。味わっている暇もないのかもしれません。

《インデックス》

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