「新・ヒトの解剖」の「4.五臓六腑」(p68〜141)を読みました。(小林教室収蔵

《以下引用(p110)》
胃は、口でかみくだかれ、ノド(咽頭)から食道をとおって飲みこまれた食べものを一時貯蔵し、その壁をつくる筋肉のはたらきで物理的に消化するだけでなく、その粘膜にある胃腺からでる胃液にふくまれるペプシンによってタンパク質の予備消化をする。胃液には、塩酸がふくまれていて、食べものをいわば「酢漬け」にして殺菌する。

胃の形は、人によってじつにさまざまで、胃拡張の人では大きくふくらみ、胃下垂の人では、胃がなんと骨盤腔までたれさがっている。老人では、健康な胃はすくなく、壁がうすく引きのばされた胃がおおい。…
《引用終わり》

胃の中でも平気で生息するのが、ピロリ菌です。胃粘液中の尿素を分解してアンモニアを発生させ、胃酸と中和させるというのですからスゴイですね。マグマの中にも微生物がいるらしいですから、その生命力は凄まじい。

腸内細菌というのが存在するわけですから、胃を通過する間だけでも強酸に耐えられる細菌はたくさんいるのでしょう。乳酸菌飲料は、より酸に対する耐性の強い種を見つけ出して、造られているわけです。

《以下引用(p111)》
胃は、食道の下端がふくらんでできた食べものの一時貯蔵庫、すなわち「食いだめ袋」である。赤ちゃんの胃は小さく、新生児では30mlしかない。これではオッパイをすこし飲んだだけで、すぐにいっぱいになってしまう。新生児が二時間おきに泣いて、お乳をほしがるのはこのためである。…

おとなではふつう1.2〜1.3Lくらいになり、一日に三食で足りるようになる。…ときに私たちは、何Lもの食べものや飲みものを胃にいれることがあるが、このような時は、胃は大きくふくらんで、その壁はぺらぺらにうすくなっている。
《引用終わり》

食べている時に胃の様子を見ることができたら、怖くて食欲も無くなることでしょう。

《インデックス》

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