「大人のラジオ体操」の3番目「腕を回す運動」(p26〜p27)です。
《以下引用(p27)》
腕を回すときに前で小さく回すのではなく、正しい姿勢のまま背中の肩甲骨全体を使ってまるでバケツを回すように大きく腕を回してみましょう。
《引用終わり》
とあります。バケツを回したことが無いので「バケツを回すように」という例えはよく分かりませんが、「肩甲骨全体」というのが非常に重要だと思います。
肩甲骨は肋骨に固定されていて動かないものだと考えている人はいないでしょうか?腕は、肩を起点にして動くと考えている人はいないでしょうか?そういう固定観念が無い人でも、日頃スポーツをしていてダイナミックに腕を使っている人でない限り、しだいに肩甲骨を動かさなくなっているような気がします。
そして、それが肩こりの原因のひとつになっている…。
腕の動きの起点は胸鎖関節です。ネクタイの結び目の位置。腕は鎖骨から始まっているのです。
例えば上にある物を取ろうとして手を伸ばす時、肩甲骨も挙げればその分だけ上に手が届きますし、肩関節の角度も若干小さくて済むはずです。つまり、肩関節にかかる負担は減るはず。
「腕を回す運動」を行う際には、鎖骨の起点を中心に、肩を前後方向・上下方向に動かすことを意識してみましょう。腕の動きに肩甲骨をしっかり連動させる訓練をしておくことで、普段の腕の動きも大きくなるはずです。しかも、肩甲骨を動かす筋肉群が収縮と弛緩を繰り返しますから、肩こりの改善・予防になります。
特に肩甲骨を動かすことを目的とした運動として、「ひじまる体操」なるものがあります。襟の辺りをつかむことで肩関節を動かないようにして、肘をなるべく大きく動かします。鎖骨を中心とした肩甲骨の動きが、よく分かります。
ただ、この動画はちょっと気になることが2点あります。
一つめ。身体を動かすことを勧めておりまして、腰も動かすことによって腰痛対策もやってしまおうというような趣旨だとは思うのですが、肩甲骨の動きは分かりにくくなってしまいます。
二つめ。肘まる体操は五十肩の運動としてもよく薦められているのですが、この動画では襟の後ろの方を掴んでいて、これは五十肩の人はできないとされる結髪動作とほとんど同じです。だから、後ろではなく、前の方がいいのではないかと思います。
《「大人のラジオ体操」インデックス》
《以下引用(p27)》
腕を回すときに前で小さく回すのではなく、正しい姿勢のまま背中の肩甲骨全体を使ってまるでバケツを回すように大きく腕を回してみましょう。
《引用終わり》
とあります。バケツを回したことが無いので「バケツを回すように」という例えはよく分かりませんが、「肩甲骨全体」というのが非常に重要だと思います。
肩甲骨は肋骨に固定されていて動かないものだと考えている人はいないでしょうか?腕は、肩を起点にして動くと考えている人はいないでしょうか?そういう固定観念が無い人でも、日頃スポーツをしていてダイナミックに腕を使っている人でない限り、しだいに肩甲骨を動かさなくなっているような気がします。
そして、それが肩こりの原因のひとつになっている…。
腕の動きの起点は胸鎖関節です。ネクタイの結び目の位置。腕は鎖骨から始まっているのです。
例えば上にある物を取ろうとして手を伸ばす時、肩甲骨も挙げればその分だけ上に手が届きますし、肩関節の角度も若干小さくて済むはずです。つまり、肩関節にかかる負担は減るはず。
「腕を回す運動」を行う際には、鎖骨の起点を中心に、肩を前後方向・上下方向に動かすことを意識してみましょう。腕の動きに肩甲骨をしっかり連動させる訓練をしておくことで、普段の腕の動きも大きくなるはずです。しかも、肩甲骨を動かす筋肉群が収縮と弛緩を繰り返しますから、肩こりの改善・予防になります。
特に肩甲骨を動かすことを目的とした運動として、「ひじまる体操」なるものがあります。襟の辺りをつかむことで肩関節を動かないようにして、肘をなるべく大きく動かします。鎖骨を中心とした肩甲骨の動きが、よく分かります。
ただ、この動画はちょっと気になることが2点あります。
一つめ。身体を動かすことを勧めておりまして、腰も動かすことによって腰痛対策もやってしまおうというような趣旨だとは思うのですが、肩甲骨の動きは分かりにくくなってしまいます。
二つめ。肘まる体操は五十肩の運動としてもよく薦められているのですが、この動画では襟の後ろの方を掴んでいて、これは五十肩の人はできないとされる結髪動作とほとんど同じです。だから、後ろではなく、前の方がいいのではないかと思います。
《「大人のラジオ体操」インデックス》
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