ブログネタ
悟りへの道 に参加中!
「神秘主義の人間学」(法蔵館)「第六章 イブン・アラビー」(p111〜129)を読みました。

『瞑想の心理学』では「一法界(法界一相)、あるいは一元性の世界に帰り行くこと、同じことであるが心真如(真心)を知ることが『起信論』全体の目的なのだ。イスラーム神秘主義(スーフィズム)の代表的な思想家であるイブン・アラビーが言う存在一性の世界もこれに当たる。」という形でイブン・アラビーの名が出てきます。

『自己認識への道』では「自己認識が神認識である(キルケゴール、そしてスーフィズムの思想家イブン・アラビーなどが好んで引用する「自己を知るものは主(神)を知る」というハディースを踏まえた成句)とは、自分自身を知るというのではなく、あなたが無の中に消え去り、神と一つになることによって、自分が神以外の何ものでもなかったと知ることなのだ。

井筒俊彦氏の御著書になりますが、『意識と本質』では、イブン・アラビーは「本質」肯定論の立場にあり、「有無中道の実在」という言葉を使っていると書かれています。大乗仏教は「本質」否定論に分類されているようですが、イブン・アラビーと同じ場所に「密教のマンダラ」も分類されています。

と、これまでを振り返った上で、この章を読み進んでいきたいと思います。

《インデックス》