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少年を乗せて、私は車を走らせていた。前方には夕日。少年が言った。
「北極の夕日はね、横に沈むんだよ」
意味が分からない。私は返事に窮した。
「白夜とか、ずっと夜も明るい時があるらしいから、きっと夕日を違った見え方をするんだろうね」

少年は小学一年生。彼が宇宙に興味があることを、先日の天体ショーの時に知った。それからというもの、彼は地球の自転とか、太陽と地球の関係とか、おそらくはお父さんかお母さんかお兄ちゃんから仕入れたばかりの知識を、私に話してくれる。

彼は地上の常識が通用しない宇宙というワンダーランドに魅せられているようだ。私は、またひとつ、彼に不思議の種を蒔いてみることにした。

「アインシュタインて、知ってる?」
「あー、何かガリレオとか載ってる本に載ってた。」

「彼は、時間の進み方が場所によって違うってことを計算だけで発見したんだよ。光の速さくらいスピードを出してる宇宙船の中は時間の進み方がゆっくりになるんだって。」
「へー。」

今度会った時、彼が何の話をしてくるか、楽しみである。その日まで、私は、北極の夕日を見ておくことにした。北極に行かなくとも見られるのは、とても便利である。

【ビデオ】夕日を眺めて10時間―北極圏の壮観な光景

(2012/7/20記)
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