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「ちょうどの学習×ちょうどにする指導」の「特別研究生、その後」(p9〜132)の「斉田先生の教室で行われていたこと」(p90〜109)を読みました。(小林教室収蔵

p101に二つのグラフが描いてあります。縦軸を教材進度、横軸を生徒の学習期間としたものです。この座標軸の取り方は、先日書きました「Iラインのグラフ」と同じです。

疑泙蓮∈能蕕魯亜爾辰反びていくけれども、しだいに勢いを失い、あるレベルに近づき続けながらもなかなか到達しない漸近線になってしまうパターン。残念ながら、最もありがちなパターンかと思います。

ところが、郷泙賄喘罎泙覇韻厳于瓩鮹り、このまま漸近線になるのかと思いきや、ある時点からカーブが反対方向に反り上がっています。この波型曲線の変曲点となる「ある時点」というのが、自学自習期に突入した点と考えることができます。

横軸の学習期間は数年というスパンをイメージしているのですが、斉田先生の教室ではこの3次関数のような逆S字が一日の、つまり一回の学習日のなかで起こっているのだそうです。

《以下引用(p104)》
教室にはいろいろな生徒が来る。学習のとりかかりがおそい生徒、めんどうくさそうな生徒、教室にくること自体、いやいや来る生徒。それでも教室に入れば教室の動きと雰囲気にのまれる。緊張感のある教室風土のせいだろう。最初のうっとうしさはどこかにとんでいって、一枚目のプリントから学習が始まる。宿題分の訂正もやる。だんだん時間がたつ。集中力が切れかかり、めんどうくさい様子、姿勢もくずれる生徒が出たりする。ここで斉田先生の登場である。アシスタントから送られてきた教材をもとに例の指導が始まるのだ。もちろん、指導は自学自習が徹底できるまでおこなう。指示のとおり自分だけでできたことを確認するまで指導はつづく。そして最後の一枚ができたとき、生徒は上気した顔を上げる。そこには自分でできた!という満足感のようなものがほの見える。しかも、途中の経過はともかく本日分の最後の数枚はみごとに完成時間内に収まっている。まさに一日の学習のなかで、その逆S字型の反り上がり曲線が完成したのである。
《引用終り》

この毎日の積み重ね、毎回の反り上がり曲線が、長いスパンで見たときの大きな反り上がり曲線を作っていく…。「この一日の学習イメージのカーブと、その生徒の数年間におよぶ学習経過のイメージのカーブとは、まさに相似形なのだ。(p106)」

《以下引用(p105)》
斉田先生といえども、この日一日の指導で生徒の学習がすべてうまくいく、とは思わない。じっさい、次の学習日は元のもくあみってことはある。むしろこの方が多いくらいである。だからそうであっても落胆しない。元のもくあみになっても、指導の失敗があったとしても、どこに問題があるというのか。問題などない。その日の生徒は前回の学習日の生徒と同じではない。はじめて出会う生徒と同じである。この生徒は前回までに三回の指導をおこなったが、また同じまちがいをしてきた。そう考えるのではなく、三回、指導してもなお、四回目をまちがう生徒なのである。したがって、あらたな思いでまた指導に力を注ぐだけのことなのだ。
《引用終り》

この考え方、好きです。

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