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「自己認識への道」(法蔵館)
「第二部 トマスの福音書 真知の覚―自己認識と神認識」の「第七章 単独者」を読みました。

『チベット死者の書』では、中間世界をバルド(中有)と呼ぶそうです。中間は死から次に再生するまでの四十九日間を言います。今生で真理(法)を覚れば、究極の身体(法身)を得て、バルドを彷徨うこともなく、本源の世界(法界)へと帰り、二度とこの世には戻らない。しかし、多くの人の場合は、辿り着いた世界(バルド)は自らのカルマに随って次々と起こるさまざまな幻影に惑うイマージュの世界…

《以下引用》
このように『チベット死者の書』における中間世界(バルド)は文字通り死と次に生まれるまでの間に位置する幻影の世界であり、多くの者たちがこの道(チョエニ・バルド)で彷徨うことになるから、まさに死の瞬間(チカエ・バルド)から次の再生(シパ・バルド)に至るまでの間、死者(の魂)を教え導くことを目的に編まれた経典である。しかし、殆どの人は中間世界でも覚ることはできず、男女の交愛の幻影に惑わされ、再び子宮の中へと入る。…かくして、われわれは生と死からなる物質世界を再び捉え、土からなる血肉のからだを纏って、また一から営々と生業に勤しむ。
《引用終わり》

以前、私は不思議な方々に率先してお会いしていた時期がありましたので、臨死体験の経験者(自称)にもお会いしました。「自らのカルマに随って次々と起こるさまざまな幻影に惑うイマージュの世界」は、自分が他人に対してしたことを他人の立場で体験するので、酷いことをしてきた人にとっては正に地獄だという話でした。

それは、本当なのか、幻覚なのか…当時『チベット死者の書』はNHKでも取り上げてスペシャルを組んだり本を出版したりしていましたので、それを夢中になって読んだ結果なのか…

ともかく、チベットでも中間世界(バルド)という考え方があるということですね。

《つづく》