腰痛の人に、まず薦められる運動は腹筋です。私も以前ブログに書きました。しかし、ある重要なことに先日気づきました。

ある方が、やはり腰痛で、ある有名人の脊柱管狭窄症の手術を担当したという医師の診察を受けました。MRI等の検査の結果、ヘルニアとか狭窄症とかの問題は見当たらないので、腹筋や背筋を鍛える簡単な運動を教えてもらってきたということでした。

それを伺って、私も良いことだと思っておりました。が、数ヶ月経っても余り改善は見られない。で、腹筋がなぜ腰痛にいいかについて説明しました…

「お腹の内臓は腹膜に包まれた風船のようになっておりまして、腹筋に力を入れることによってこの風船が締められます。締められた風船は上下に膨らみ、骨盤を押し下げ、横隔膜を押し上げます。これが、背骨の後ろで上体を起こそうと頑張っている背筋の働きを助けます。背筋で上体を起こす時には背骨にも負担がかかりますから、腹筋を締めることによって腰椎や椎間板にかかる負担も軽減されます」

で、最後に、「普段、お腹に力を入れてます?」と尋ねましたら、当然というふうに「入れてないよ!」

これで、納得したと同時に、アドヴァイスをする際の盲点に気づいたような気がしました。

いくら腹筋を鍛えても、普段、腰に力を入れるときに、一緒にお腹にも力を入れなければ、何の意味もありません!このことを強調しておかないと、腹筋を鍛えても余り効果は期待できません。

腹筋に力を入れることはコルセットをはめるのと同じだという説明があるのですが、鍛えても普段力を入れないのであれば、立派なコルセットを買ったけれど全然身に付けないのと同じなのです。

《つづく》