それから10日後、娘と一緒に雪道を歩いていたら、かなりの上達ぶりに驚きました。
雪道で転ばない歩き方とは、まず重心をなるべく偏らせないことだと思います。それから、どっちに急に滑り出すか分からないから、どっちから変な力がかかっても体勢が崩れないように足に力を入れておくこと。
で、これは先日書いた「そのまんま筋トレ」のロボット歩きと同じです。
雪道の歩き方は余計な力が入るという点で効率が悪いです。それともうひとつ、重心が偏らないという点でも効率が悪いのです。直立二足歩行というのは、動物の中では格段に効率のいい移動手段らしいのですが、これは直立二足という非常に重心の不安定な体勢に起因しているからです。
「効率が悪い」というのは、車で言ったら燃費が悪いということで、カロリー消費が増えるということです。ダイエットには良いということ。
雪国の人間は、ノーマルモードと雪道モード、2つの歩き方ができます。この雪国モードを、筋トレやダイエットに応用できないか?というのが「そのまんま筋トレ」だと、言えるかもしれません。
《つづく》
コメント
コメント一覧 (2)
みんな無意識のうちに身についているので、どういうことかという分析はあまりしないですね。おそらく、皆さん微妙に違うのかもしれませんね。
ありきたりの日常動作ですが、ひとりひとり筋肉の使い方とかが違うんじゃないかと思います。関節を痛めやすい人とか、凝りやすい人とか、先天的な要素もあると思いますが、微妙な体の使い方も関与しているんじゃないかと考えています。
それについて試行錯誤してみたいと思ってます。お気づきの点があったら、その都度ご意見を頂けると嬉しいです。
この記事の話題、おもしろいですね。
「雪国モード」と「ノーマルモード」の二つの歩き方ですか。なるほど。普段意識したことがなかったので、考えたことがありませんでした。
首都圏などでドカ雪となると転倒する人がニュース映像などで流れますが、いつも不思議でした。
なんとなく「つま先立ち」に近い重心のかけ方なのかと思ったりもしたのですが、偏らせない重心の取り方なわけですね。興味深いです。