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くもんのすいせん図書(3Aの49番)「スーホの白い馬」を読みました。(小林教室収蔵

赤羽さんの絵がとっても印象的で、表紙と「スーホの白い馬」はずっと頭の中に残っていました。しかし、話の中味が思い出せない…。そんな感じで、何十年ぶりに読んでみました。

馬頭琴の由来として、モンゴルに伝えられている民話なのでしょう。本当かどうかはともかく、理不尽な話です。長年、家族として一緒に育った愛馬とこれからも一緒にいたい。その思いから出来上がった楽器。悲しいですね。

でも、遠い国の遠い昔の話として片付けられない現実は、さらに悲しいです。政治に理不尽が付きものなのは、今も昔も変わりがない。現代人の方が歴史的教訓をより多く踏まえているわけですから、未だに理不尽な政治から脱却できてないのは更に罪深いと言えます。

これから政治の理不尽を思い知らされていく子どもたちに、その準備として、とてもいい本だと思います。そして、そんな現実にさらされても、スーホのようにきれいな心は保ち続けてほしい。

今見ても、表紙以外の絵を見ても、やはり赤羽さんの絵は素晴らしい。