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「瞑想の心理学」(法蔵館)
第一章「認識論―不覚無明」の「表層意識<六麁>」を読みました。

六麁については以前もまとめましたが、本書に沿って再度まとめてみます。

1.智相
われわれは何であれ五官が捉えたものに、文字通り主観を交えて、愛不愛、好悪、美醜、損得などを一瞬のうちに識別する段階。われわれが実際の行為に移る前にこのような判断、あるいは計算がまず働いているので、「六麁」の最初に智相がきている。

2.相続相
好悪、損得などを直感的に判断した後、好ましいものならば楽と結びつき、そうでなければ苦と結びつく段階。好きなものには取り込もうとし、嫌いなものはできるだけ遠ざけようとする。

3.執取相
相続相で生じた苦楽にどこまでも執着していく段階。

身・口・意の三業に当てはめるなら、これまでの三相は意業に当たる。

4.計名字相(けみょうじそう)
愛不愛から苦楽を読み取り、それに執着するあまり、「名字」、すなわち言葉や概念を連ねて、自己や組織エゴをむき出しにする段階。

身・口・意の三業に当てはめるなら、口業に当たる。

5.起業相(きごつそう)
このように適当に言葉で理論武装しておいて、いよいよそれを実際行動に移す段階。

身・口・意の三業に当てはめるなら、身業に当たる。智相に始まった身・口・意の三業は、ここにおいて最も具体的な行為となり、われわれは目的達成に向けて多大のエネルギーを注ぎ込む。

6.業繁苦相(ごつけくそう)
自分の欲するところに随って起こした身・口・意の三業によって、かえって因果の法則に縛られ、自由をなくしていく段階。

《つづく》