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子どものころ、私も読んだ記憶があります。ウクライナの民話ということですが、改めて見直してみると奇想天外です。てぶくろにネズミやカエルが入るのは物理的にいいとしても、仲良く入っていられるか?という問題は生物学的にNGではないでしょうか?
さらにどんどん大きな動物が入ってきます。入れ替わるのならまだしも、みんな仲良く入っているというのですから、物理的にNGになります。四次元ポケットのてぶくろ版と理解する以外にありません。
てぶくろを落としたおじさんが、クマの体よりも大きな手をした巨人だったというオチもいいですね。
それだったらクマなんてちゃちなもので終わらずに、クジラとか、時空を超えて恐竜とか、どんどん広げていってもいい。
そんなふうに話を広げずに、おじさんが拾いに来たらすぐに皆いなくなってしまうところが何ともあっさりしていていいですね。
絵も渋くて、気持ちが落ち着きます。
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