〈起始〉:肩甲骨の外側縁付近の後面,棘下筋
〈・〉:★肩貞
〈停止〉:上腕骨の大結節,肩関節包

〈作用〉:肩関節●外旋●水平伸展
〈神経支配〉:腋窩神経〔C5〜C6〕

〈筋連結〉:棘下筋大円筋上腕三頭筋
rotator cuff:棘上筋腱,棘下筋腱,肩甲下筋腱,小円筋腱

〈変異〉:非常に高頻度に棘下筋との癒着が見られる。

〈触察〉:
・溝1:棘下筋大円筋の間の溝。肩甲骨の下角から1〜2横指頭方の部位で、内側尾方から外側頭方に走行する。
・小円筋:溝1に沿って指を上腕骨頭の方向に移動させると、同方向に走る1横指幅の硬い筋腹に触れる。大部分を三角筋に覆われるが、走行方向が異なるので触察できる。

〈関連痛領域〉
・上腕外側の上部。

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」