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「となりの芝生」(7月1日放送)を見ました。橋田壽賀子さんのドラマは見ないことにしているのですが、お客様がご覧になっていたので自動的に見ることになりました。

橋田作品と初めて意識して見たのは大河ドラマの「おんな太閤記」でした。同じような内容の長いセリフが繰り返すことに少しウンザリしましたが、大河ドラマを真面目に見たのもこの作品が初めてだったので、こんなものかと思いました。

その次に見たのは「おしん」。山形県民ならどうしても見ざるを得ない雰囲気がありました。でも、小林綾子さんが出てる頃は良かったのです。可愛い子どもがいじめられる(教育かもしれないが…)ところ。「そんなにいじめないで…」というM的感情移入と、「もっとやっちまえ!」というS的感情移入が交錯して、朝から異様に興奮する連ドラでした。

でも、後半、田中裕子さんになってからはそういう醍醐味(!?)が無くなったので、山形県民と言えども見ませんでした。どうも、長くてくどいセリフが耐えられない。

それ以降、ドラマを見ただけで橋田作品はわかるようになりました。世間のいやらしさがうまく描けているから「渡鬼」が大好きだ!という友人もいましたが、私はどうも我慢できなかった。

今回の「となりの芝生」は、そういう意味では何十年ぶりに橋田作品を5分以上連続して見る羽目になりました。やはり、つらかった…

30代で自分の家を持つことを夢にしていた息子、それを偉いことだと誉める母やその友人。新しい家に突然同僚を連れてくる夫、それを仕方がないことだと笑顔で接客する妻、言葉に甘えてやってきて泊っていく同僚たち。息子の家だからと居座ってしまう母親、それを仕方がないことだと言ってお小遣いまであげる嫁。

これって、いつの時代の話ですか?と思って見ていたら、みんな当たり前のように携帯電話を持っているし、エコバッグを使っている…時代設定は「今」なの?

じゃあ、外国の話なんですか?と思ってしまいました。何だか、物凄くギャップを感じます。山形でもこういう人は居なくなったように思うんですが、東京のど真ん中にはいるんでしょうかね。かえって都会の方が保守的なんでしょうか。

時代劇を見ている時よりも時代のズレを感じてしまいました。1976年にNHKでドラマ化しているようで、当時の日本はこうだったかもしれませんけどね。2009年にドラマ化した狙いはなんなのだろう…

視聴率稼げればいいんでしょうけど…瀬戸朝香さんがこういう所帯じみたドラマに出るのは、個人的にとても残念です。