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「如来蔵系経典」(中公文庫版)
「如来蔵経」の前半を読みました。「九つの比喩」の5つ目までです。

《以下引用》…
『如来蔵経』(「如来を内部に宿すものについての経典」)は、大乗中期の経典で、その成立はナーガールジュナ(龍樹、150〜250)よりのち、三世紀中葉と推定される。
…《引用終わり》

サンスクリット本は散逸してしまいましたが、漢訳二種とチベット訳が残っているそうです。漢訳のひとつが不空訳です。

お話は、世尊がさとりをひらかれてから十年目のある暑い日に、弟子やそれ以外の人達が集まる前で、金剛慧菩薩の質問に答える場面です。世尊は「九つの比喩」の話をします。

1.蓮華のなかの諸仏のたとえ
色あせ、悪臭を放ち、しぼんで、少しも好ましくない蓮華と、それらの蓮華の萼に坐禅をくんで坐りながら光明を放っている美しい如来を、私たち見て、礼拝している。

《以下引用》…
それと同様に、…正しく完全なさとりをひらいた…如来もまた、自身のもつ超越的な般若の叡知と、(それにもとづく)知識と、如来の眼をもって、貪り(貪)、怒り(瞋)、無知(痴)をはじめとする、根元的執着(渇愛)と根元的無知(無明)(にもとづく)…数知れぬ煩悩の蔽いに纏われたすべての命ある衆生たちの内部に、(その如来と)同じ知恵をもち、眼をもった如来があって、坐禅をくんで不動でいるのを見る。
…《引用終わり》


私たちの煩悩をしぼんだ蓮華に例え、その蓮華の中に美しい如来が隠れているように、私たちの中にも美しい如来が隠れているのだ、ということです。

2.群蜂に囲まれた蜂蜜
中にたっぷりの蜂蜜がしまってある蜜蜂の巣と、それを蔽い隠している蜜蜂の群れ。蜜蜂の群れが煩悩で、蜂蜜が如来です。こぐまのプーさんの絵が似合います。

経文には書かれていませんが、蜂蜜を集めたのは他ならぬ蜜蜂たちですから、別な解釈もできそうな気がします。

3.皮殻に蔽われた穀物
米、大麦、稗その他の穀類の実は皮殻に蔽われていて、これを取り除かなければ食べられない。皮殻が煩悩で、おいしいところが如来です。

そば好きの私は蕎麦の実を思い浮かべました。蕎麦の実を挽くと、最初に中心の白い部分が粉になって出てきます。更科用ですね。それが無くなると、殻の方が挽かれてきます。黒い粉になってきます。これがたっぷり混じっているのが田舎そば用ですね。私は、この煩悩がたっぷり入ってる田舎そばが好きですが…これも経文には関係ありません。

4.不浄所に落ちた真金
ゴミ捨て場の腐敗物の中に金塊を落とした場合。金塊ならば、いくらひどい所に落ちてしまっても拾おうとしますね。しかも、金塊は何十年経っても腐敗物の影響を受けません。私たちの中にも、それと同じ如来の不壊なる本性が内在しているのですよ!ということです。

家内がトイレに落としたケータイ、洗って乾かしてからは正常に動作しています。これも不壊なる本性かな?

5.貧家の地下にある宝蔵
貧乏人の家の地中深くに宝物がざっくり埋まってたとしても、宝物が「掘って下さ〜い」などと声を上げたりはしない。みんなの心の奥底に徳性が埋まっていることを、如来は世間にあらわれて指し示す…

「ここ掘れ、ワンワン」と裏の畑で鳴くポチを思い浮かべてしまいました。

***

…思いつくままに一言ずつ書きましたら、ふざけた感じになってしまいましたが…

今、生きる意味を探しています。個人個人それぞれ「意味」を設定していいわけですが、みんなに共通するような最大公約数的な「意味」が無いかな…と。

如来蔵思想の中にヒントがありそうな気がしています。だから、実はかなり真剣に、この本を手にしています。

《つづく》