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コップに水が半分入っている。これを「半分しか入っていない」と見るか、「半分も入っている」と見るか。幸せになれるか、なれないかは、そういうことで決まるんじゃないかと思います。つまり、自分の人生というコップにどのくらい水が入っているかは問題ではない。その水の量を幸せだと思うか、不幸だと呪うか…

さて、人間というものを自分の中でどう位置づけるか?それが人生の幸せに関わってくると思います。この本に出会って15年、本当に落ち込んだ時には、この本の最初の部分(「訳者のことば」)を読んでいました。

《以下引用》…「適応してしまうと、そこで進化は止まる」…「不適応感」があるということが進歩のもととなる。…壮大なスケールで進化を捉えれば、適応しきれなかった動物のみが進化をつづけたということなのだ。いわゆる低級動物が初期の段階で完全に適応するのにくらべて、高級動物ほど後になってから適応する。そして、人間だけが適応しおわっていない証拠として、人間にはつねに精神のなかに不満をもっている。良心はたえず苦しめられ、努力しなければ生きていけないということである。意識的な努力が必要なのである。…《引用終わり》

この一節を読むと、落ち込むようなことがあるのは自分に進歩のチャンスがあるからなのだ!だから頑張ろう!という気持ちになります。

《以下引用》…人間は生まれたときから全部欠陥だらけであった。欠陥だらけでできあがっていないから伸ばせるのであった。昆虫その他の動物はできあがっているから伸ばす余地がない。…いっぽう、人間はなにからなにまで欠如しており、なにからなにまで教えることができる。だからこそ、人間には無限の可能性がある。《引用終わり》

自分の無能さに落胆している時、これを読むと無能であることが気にならなくなってきて、「さあ、頑張ろう!」という気になったものでした。

ただ、この本の欠点は、「訳者のことば」がうまくまとまっているものだから、そこで満足ししまう(適応してしまう?)。最初の30ページくらいで満足して、書棚に戻してしまうのです。

今度こそ、その先をじっくりと読んでみようと思います。

《つづく》

人間の運命
著者:ルコント デュ・ヌイ
販売元:三笠書房
発売日:1994-02
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