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前に伝えることと伝わることは違うということを書きました。頭で考えていることを言葉に置き換えるときに誤差が生じてしまうことを、その原因として挙げました。

でも、これと同じことは受け手の側でも発生します。耳や目から受け取った言葉を頭の中に取り込む時、やはり誤差が発生してします。ふたつの誤差が打ち消しあえば、つまり「嘘を二回ついたら本当になった!」みたいなことが起きればいいわけですが、なかなかそううまくはいかないものです。

ここでちょっと気づいたのですが、それは伝達は相互作用だということ。情報の送り手だけがどんなに真剣に、どんなに情熱的に伝えたとしても、受け手がそれを受け止めなければ何も伝わらない。放送局がいくら電波を発信しても、地デジ対応の受信機が無ければ、電波が発信されていることさえ誰もわからない。

逆の場合もありますね。送り手は何も情報を発していないつもりなのに、受け手が真剣に読み取ろうとすれば、いろいろな情報を受け取ることができます。シャーロック・ホームズのように。

歩き方から、腰が痛いのかもしれないとか、膝が痛いのかもしれないとか、オシッコしたいのかもしれないとか。前の車は道に迷っているようだとか、後ろの車はすごく急いでいるようだとか。

情報の送り手に送る意志が無くてもいいのなら、人間でなくてもいいわけです。空を見て明日の天気がわかるとか、車の乗り心地のちょっとした違いから故障の前兆を察知したりとか。

こういう能力を身につけたら、仕事でも私生活でもいいことがありそうですね。いつも耳をすましていましょう。密やかな声が聞こえてくるかもしれない…