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年金は年金保険制度とも言います。つまり、保険。保険ということはギャンブルです。

20歳から支払いを義務付けられていて、積み立てられたお金とその運用益を元に、支給開始年齢以降お金を貰い続けることができる制度です。

積み立てられたお金と運用益の方が、年金として支払われる金額よりも多ければ、契約者(受給者側)の負け(損)になります。そして、そうならなければこの制度は破綻します。

制度開始当初の計画が、破綻しないものだったのかどうかは知りません。ただ、目論見違いが起きたことも事実でしょう。不必要に高い人件費で、不必要に多くの人を採用してしまったことも間違いのひとつでしょう。そして、この人たちが予想以上に無駄な使い方をしたり、予想以上に下手な運用をしたり、予想以上に着服したり、ということもあったでしょう。さらには、人が死ななくなったということも大きな誤算だったと思います。

これには健康保険が大きく寄与しています。採算の取れない保険制度が、もうひとつの採算の取れない保険制度を、更に悪くしている(これはもちろん人道的には良いことなんですよ)。

支給額を減額したり、支給開始年齢を繰り上げたり、という詐欺行為が行えるのは公的機関の特権です。民間の保険会社ならば真っ先に人件費を削ったり、無駄遣いをなくす(経費削減)努力をします。契約内容を勝手に変えるなんてのは一人前の大人のやることではありません。というか、普通は犯罪です。

これが当たり前という感覚。こんな制度に金をつぎ込むことは正にギャンブル。穴のないパチンコ台や走れない馬のようなもの。ギャンブルよりもずっとギャンブルだよね。

《つづく》