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悪口を言うな!ということですね。弘法大師の時代から「悪口」って書くんだなあ、と変なところに感心してしまいました。でも、昔は「あっく」と読んだのでしょうか。悪口雑言と書けば「あっこう」と読みますね。どれも意味は同じなんでしょう。災いの元になるのは古今東西同じでしょうね。

まず、陰口はいけませんね。最近は裏サイトで流行っているそうですが。でも、強烈な面白さがあるのも事実です。ある人の陰口で盛り上がると、陰口をたたいた者同士は強い共感を持つことができます。同盟国同士の団結を固めるために、あるいは国内の世論をまとめるために、戦争を起こしたという例が歴史上多々あります。一部の人間関係に(怪しげでスパイシーな)光が灯るのも事実ですが、それ以外の部分には暗い影を落とします。全体としては、いいことありません。

相手に面と向かって言えれば陰口にはなりません。それが相手のことを思ってのことであり、忠告として受け止めてもらえれば、真の友情が生まれるんでしょう。「苦言を呈した」、上司に対してであれば「諫言した」ということになります。でも、罵詈雑言を浴びせ合う結果にもなりかねないし、そうなれば最悪です。

毒を薬と呼んで用いるのが医学であるように、悪口という毒が有効な場面も少なくないようには思います。ただ諸刃の剣であることは間違いない。素人(凡夫?)にはお薦めできない!というのが大師様のご忠告なのでしょう。

《つづく》