小屋の中から冬タイヤを出すときに邪魔なものがありました。ひとつひとつ動かすのが面倒なので、思い切り蹴っ飛ばしてみました。しかし、ビクともしませんでした。

こういうときもエネルギー保存の法則が成り立ちます。2分のmv2乗で表される私の足の運動エネルギーがキックの破壊力であり、これがほとんど丸ごと私の足に返ってきました。

そのときは痛くありませんでした。でも、私のキックはじわじわ効いてきました。普通の歩き方ができないのですが、かろうじて仕事に支障はないのでホッとしています。

言い訳を2つ考えました。

ひとつは、こういう衝撃が骨を丈夫にするということ。日常かかる負荷の10倍まで耐えられるように骨はできているのだそうです。負荷をかければ、しだいに骨は強くなる。かけなければ弱くなる。

ふたつめは、足が痛くて悩んでいる人の気持ちを知ることができる。自分も苦しまなければ他人の苦しみなどわかりません。治療師として貴重な体験をしました。

とはいえ、やはりこんなバカなことは二度としたくないものです。