甲野さんの「身体感覚を組み直す」ということは、一時期かなり注目されました。陸上競技やバスケットボール,卓球などのスポーツや介護の技術への応用が試みられました。一部成果があったのかもしれませんが、現在はどうなのでしょうか。
バスケットボールは、こちらの動作を相手が読みにくくなるというので効果があったようです。ただ、相手も研究するでしょうから、いずれは見破られるかもしれません。陸上競技はナンバ走りの応用で手をあまり振らない走り方が開発されましたが、今回の世界陸上ではそれが使われたのかどうか、成績はパッとしませんでした。
結局のところ、相手の意表を突く動作ということで格闘技には有効かもしれないのですが、日常動作において突拍子もない動作はむしろ危険なことのほうが多いような気がします。だから、残念ながら古武術の応用というのはかなり限定的なのかなと思っています。
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バスケットボールは、こちらの動作を相手が読みにくくなるというので効果があったようです。ただ、相手も研究するでしょうから、いずれは見破られるかもしれません。陸上競技はナンバ走りの応用で手をあまり振らない走り方が開発されましたが、今回の世界陸上ではそれが使われたのかどうか、成績はパッとしませんでした。
結局のところ、相手の意表を突く動作ということで格闘技には有効かもしれないのですが、日常動作において突拍子もない動作はむしろ危険なことのほうが多いような気がします。だから、残念ながら古武術の応用というのはかなり限定的なのかなと思っています。
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コメント
コメント一覧 (2)
ただ、介護が必要な人はたいていベッドを使っているし、立たせた後にしっかり立って歩いてくれるかどうか、そっちの方が問題ですね。
だから、何かヒントにはなりそうなのですが、実用レベルまでにはあと一歩という感じがしています。