最近、選挙のたびにむなしさを感じます。選挙をすると民意は明らかになるのだろうか?

今回の場合、年金とか格差社会是正とか争点となるいくつかのテーマがありまして、各党あるいは各候補者がそれぞれのテーマについて答えを準備しています。選挙公約とかマニフェストとかですね。テーマ1については自民党の案がいいけれども、テーマ2については民主党の方に賛成だ。テーマ3については共産党がいいと思う・・・という場合、投票用紙には何と書けばいいんでしょうか?

こういう歯がゆさを強く感じるようになったのは、郵政解散の後の選挙を経験したからではないかと思います。「郵政民営化賛成か反対か」というテーマに対しての国民投票のようにしてしまった。何にでも細かい注文をつけたがるようになった国民に、直接民主制の快感を分からせてしまったということだと思います。

昔は、何人かで食堂に行って最初に誰かが「ラーメン」と言ったら、みんなラーメンにしました。そういう時代は間接民主制でもみんな我慢できたわけです。でも、今はみんな違うものを頼みます。直接民主制でなければ満足できない時代になったのだと思います。

インターネットなどを駆使すれば、直接民主制も近い将来実現できるのではないかと思います。というよりも、そうしなければいけないのではないかと思います。そして、議員さんという仕事は少しずつ廃止していくべきではないかと・・・。

だから、選挙?しかも参議院議員の?全く心が燃えません。小泉純一郎がしでかした最も大きなことはこのへんにあると、わたしは思っています。でも善し悪しは別にして、わたしは彼のことが大好きなのですが。

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