トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

2018年04月

歴史、特に戦の辺りが好きだ。必ず死傷者が伴っているわけだから不謹慎ではあるのだが、どこかロマンを感じてしまう。

愛知に住む友人に、信長・秀吉・家康に関わる古戦場が多くて羨ましいと言ったら、隣の芝生でしょうと言われた。言われて思い出した。すぐ近くの「鷺ノ森」は古戦場だった。

・関ヶ原合戦が終わっても、東北では…

天下分け目の関ヶ原。何年も前から家康と三成はきな臭い感じになっていた。だから、きっかけは何でも良かったのだろうけど、直江状→家康の上杉討伐が引き金ということになっている。家康の肩透かしに会うまでは、間違いなく上杉が片方の主役だったのだ。

関ヶ原はあっという間に決まった。これが家康の思惑通りだったとしたら鮮やかと言う他ない。後世の人間は結果を知っているから家康に確信があったように見えてしまうが、そんなことは無かっただろう。直江兼続も最上義光も伊達政宗も、この展開には仰天したはずだ。関ヶ原が決した後も、半月ばかり東北では合戦が続いていたのだから。

全国区の主役だったはずの上杉が駆けつける間もなく、大勢は決してしまった。

・上杉 vs 東根、鷺ノ森の合戦!

そんなこととはつゆ知らず、いわゆる「北の関ヶ原」は上杉が優勢だった。最上と伊達の軍勢を足しても上杉には数で及ばない。その上、伊達は本腰を入れていなかったようだ。そんな中で善戦したのが東根城である。城主景佐(かげより)は長谷堂合戦(山形市)に参戦中。留守を、白岩→寒河江→谷地と快進撃の上杉軍が襲った。その戦場となったのが我が家の近くの鷺の森である。

この辺りはずっと湿地帯だったようで、ぬかるみが上杉軍の足を阻んだ。東根方の半田助左衛門が敵から奪ったという法螺貝が、現在戸村さん宅に保管されているという。そのすぐ近くに半田さんが住んでいる。とても温厚な人なので半田助左衛門の子孫なのかは分からない。機会があれば聞いてみよう。

・東根城城主景佐は先代を弑逆した?

さて、城主景佐であるが、先代の頼景を弑逆したようだ。頼景の弟で、頼景が酒田城攻めの際に死んだので家督を継いだという記録もあるようだが、最上義光の調略だろう。最上義光という人は調略や騙し討ちが多い印象がある。正々堂々と戦わなかった陰険な奴と思われがちだが、そこはスポーツとは違う。戦となれば人道的にも経済的にも多大の犠牲が伴う。これを避けるのが兵法では上策とされる。

調略や騙し討ちの記録が他の武将よりも多いのだとしたら、それは成功率が高かったからではないだろうか?こういうのはうまくいかなかったら、みんな知らんぷりだろうから。

・先代頼景の子孫はどうなった?

頼景の子孫は、坂本神社(岩手県和賀郡西和賀町沢内前郷3-21)付近に逃げた。その後、秋田県仙北郡美郷町六郷東根に移住。坂本姓を名乗る(坂本は東根氏初代頼高の姓)。

この血筋は明治期に花開いた。衆議院議員を務めた坂本理一郎を生んでいる。犬養毅とも親交があり中央政界で活躍できそうだったが、地方農村の遅れを看過できず帰郷。郷里の発展に尽力している。美郷町のヒーローだ。

なんだか、ホッとした。

【これから訪ねたい所】
・坂本神社(岩手県和賀郡西和賀町沢内前郷3-21)
・秋田県仙北郡美郷町六郷東根
・坂本東嶽邸(秋田県仙北郡美郷町千屋字中小森91)

【参考文献】
・「やまがた地名伝説 第一巻」山形新聞社刊
武将ジャパン
・Wikipedia 「東根氏」「東根頼景」「坂本理一郎」「東根景佐
秋田県美郷町サイト
最上義光歴史館サイト
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長女のMNP移行に続き、次女もマイネオデビューした。

・キッズケータイが故障!?

キッズケータイを持っていたのだが、急に電源が入らなくなったのだ。最寄りのショップに行こうと思ったが、時間が取れないし、連絡用にケータイはすぐに必要!という事態。マイネオの使い勝手を試すために試験的に契約したマイネオ1号が遊んでいたので、それを与えた。

ねえ、もうこれじゃダメなの?これでいいんだけど!これ気に入ったんだけど!キッズケータイ修理にお金かかるんじゃないの?

という次女の猛烈なプッシュで、つい「うん」と言ってしまった。その翌日、ショップに行ったら、「なぜか電池がズレていました」と言われ、あっさり復活したが後の祭り。

・キッズケータイ高い!

でも、これがきっかけでキッズケータイが月2000円超かかっていることが分かった。数百円しかかからないのだと思っていたのだが、割引期間が終わったのかもしれない。でも、これではマイネオの回線2本分だし、900円割引を考えたら5本分くらいにはなる。解約に1万円ほどかかったが、5か月で元は取れる。早速解約。

・気になるスマホデビューの時期

うちのところはスマホデビューが早い。小6の2月くらいから、LINEを使い始める子が珍しくない。同じ市内の小学校では、中学入学でキッズケータイデビューくらいが普通のようだ。長女が通う中学校(横浜)の保護者にも去年聴いてみたが、そんな感じだった。

良いことではないが、対策を講じるのを早めればいい話だ。文明国にあって文明の利器を諦めることはできない。交通事故が後を絶たなくとも、細心の注意を払って車を乗り続けるしかないのと同じ。スマホという一種の革命的な代物(産業革命を引き起こした蒸気機関に匹敵するのではないだろうか)を使いこなす術をいち早く見つけ、身につければいいのだ。ていうか、それ以外に選択肢は無い。であれば善は急げだ。

・フィルタリングは義務付けられている

次女の中学校ではフィルタリングが義務付けられ、誓約書を提出しなければならない。次女に「気をつけろよ!」で済ませようとしていたが、嘘はつけない性格なのでマイネオのジュニアパックを調べた。スマモリ(モニタリング)とfilii(フィルタリング)の他にウイルス対策と学習用のアプリもセットで200円(税抜)。しかもキャンペーン期間中。

ついでに利用者登録というのが有るのに気がついた。契約者は全回線私で良いが、利用者は違う。流石に4回線も1人で利用しているというのは不自然だ。で、利用者の欄に父母と娘二人の氏名・生年月日を入れると、子どもの場合にはフィルタリングを付ける約束をここでも求められる。業者にも義務付けられているらしい。




・意外と使ってなくて、ひと安心

娘の利用状況のレポートがメールで来るようになった。暇さえあればいじっているように思っていたのだが、意外と使っていなかった。しかも学校が始まって、ますます使わなくなった。意外と良いやつだった。

《初めに戻る》
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恥ずかしながら、阿倍仲麻呂さんはノーマークだった。百人一首の解説で読んで、唐に渡って帰って来なかった歌人というイメージだけ。官吏として登用され大活躍していたようである。長安で大活躍していた倭人は結構いたようだ。

それを踏まえれば空海が長安でスターだったという話もうなづける。あの短期間の滞在で大活躍しているから、超圧倒的であることに変わりないが。

李白や白楽天にも親近感が湧いた。特に白楽天は「楽天」と呼ばれていたので尚更(笑)。

ストーリーの組み立て方は流石夢枕獏さん…早目の昼食を摂ってすぐに観たのでちょっとだけ夢枕になってしまったのが残念。

怨霊がのりうつる…みたいな話は現代では荒唐無稽ということになろうが、それは原因不明の異常行動を理解するために昔の人が考えた説明。現代は例えば「ストレス」という言葉に置き換わっただけではないだろうか。ちゃんと理解できていないことに変わりはない。

果分可説…幻術を見せてからカラクリを明かす…それが密教方式。幻術をVRと言い換えれば、密教は実に新しい。

空海は共感覚者だったと思う。彼の目に見える現実は、まさにこの映画のようであったかもしれない。

最近、聞こえないものを聞きたい、見えないものを見たいという欲求に目覚めた。右脳の言語野が発火すると幻聴になるらしいと知ったからである。幻聴・幻覚を病気の症状と捉えて心を乱せば、更に病気の深みへとはまっていくだろう。でも、脳が活性化した状態と捉えれば楽しい世界がもうひとつ増えるというものである。

ドクターストレンジ」を観た後は、道路が波打ったりするのが見えるような気がした。今回は猫と話ができそうな気がしている。

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音楽3部作という言い方が正しいかどうかだが、
「聴くだけ!クラシック音楽で脳が目覚める」(2010/11/30発行)
「モーツァルトの奇跡!驚異の“重ね聴き”脳力開発法」(2011/10/15発行)
「音楽と洗脳」(2017/9/30発行)
の3冊を読んだ。

1冊目「聴くだけ!クラシック音楽で脳が目覚める」は、クラシック音楽を重ねて聴いてIQを上げるトレーニング法について書いてある。共感覚トレーニングなども。この方法を用いれば、クラシック音楽も機能音源となり得る。音楽についても、かなり勉強になった。

2冊目「モーツァルトの奇跡!驚異の“重ね聴き”脳力開発法」は、クラシックの中でもモーツァルトに焦点を当てている。カラーでイラストも多く、分かりやすい。

3冊目「音楽と洗脳」は、平均律の音楽は美しくないということを詳述している。前掲の2冊は倍音がキーワードになっており、平均律では倍音が綺麗に響かないという記述も見られるが、本書はそこを更にクローズアップして取り上げている。

何か楽器をやりたくなった…。
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平均:2476円
最安値:1800円:触察29分のみ
最高値:5000円:触察53分+鍼23本+ 灸17壮(4部位)

※当院の価格に対する考え方はこちら

・2月の客単価
・3月の価格
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小さな田舎の片隅にも、世界に関わることは潜んでいる。

ずっと気になっていた「スパイスキッチン」というお店(山形県東根市神町東3-8-1)に妻と行った。黒柳徹子の自伝的ドラマ『トットちゃん!』を見てから、インドカレーとナンがずっと食べたかった。念願がかなったのは2月21日。

《↑↑↑クリックして写真(4枚)見てください↑↑↑》


おいしかったので3月2日に再度。

《↑↑↑クリックして写真(3枚)見てください↑↑↑》


食べていて壁のネパール国旗に気づいた。インドじゃなかった…。

で、はたと思い出した。公文の英語O教材を去年からやっているのだが、最初の文章「When Mr.Pirzada Came to Dine(ピルザダさんが食事に来たころ)」に第三次印パ戦争(1971年12月)のことが描かれている。あの地域はかなり複雑だ。

ネパールとインドとパキスタンとバングラディシュの関係など、興味があったのでマスターに聞いてみようかとも思った。キラリと光る眼と笑顔が素敵な人だから聞けば何か話してくれそうだ。でも、できなかった。何かとても辛い経験をされていたりすると悪いから。

メニューを見てみると、やはりビーフカレーもポークカレーも無い。鳥しか使わないのはちゃんこ鍋と同じだが、比べものにならないくらいその理由は重い。そのために国は分断され、多くの犠牲者が出たはずだから。

そんないろんなことを妻とヒソヒソ語りながら、本場のインドカレー(ネパールカレー?)を時空を超えて味わった。

その後、4月に入って、この「スパイスキッチン」の隣の「晩日野」というお店で飲み会があった。この時の仲間の一人が、近々K2(パキスタンにある山で、登頂はエベレストよりも難しいと言われている)登頂に挑戦する。

命をかけて、金をかけて、時間をかけて挑戦する理由は「そこに山があるから」と昔から決まっている。つまり山に登りたいという願望(want to)以外に理由など無い。常識的な人は have to を人生の理由にする。want to は単なるわがままで人生の理由にはならないと思い込んでいる。

でも、戦争の理由は have to じゃないかな?国を分断したいとか、多くの人を犠牲にしたいなんて、まともな人の want to ではありえないから。

だから彼の want to は尊い。それを許した彼の家族の覚悟も尊い。何もできない私は僅かながらカンパさせて頂いた。(カンパ募集中です!)

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【2018/7/23:加筆】飯澤さん、K2登頂成功!!!

《↑↑↑クリックして写真(2枚)見てください↑↑↑》
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今回も気に入ったセリフが幾つか有った。例えば「聞こえているのに聞こえたと感じない音がある」的なセリフがあった。誰がどの場面で言った的な説明は控えるが、深い…。

最近、妻の声が聞こえないのだ。「空気のような存在になったから」という理解の仕方もあるが、「言った!」「言わない!」の水掛け論は避けたい。

聴覚の話だけど、これはスコトーマだ。既存のゲシュタルトを壊せば、聞こえない音が聞こえるようになる…。新婚当時のゲシュタルトを取り戻さなければ(笑)

それから「本当に強い人は周りの人間を強くする」というセリフもあった。大乗の菩薩がすぐに想い起された。

上の句・下の句を見たのは二年前。今日までの間に、そこで初めて知った俳優さん女優さん達をいろんな所で見かけた。

憎たらしいクイーンの松岡茉優さん。「ウチの夫は仕事ができない」ではとっても素敵な奥さんを演じていて、余りのギャップにビックリした。綿谷新役の新田真剣佑さんは田舎の兄ちゃんだと思っていたが、「トドメの接吻」では全く違う雰囲気。

次はどんな別人になってくれるのか。とても楽しみな人たちだ。

広瀬すずさんの存在を初めて知ったのはゼクシーのCMだった。それから3年?4年?


今では千早のイメージが強過ぎて、何に出ていても千早にしか見えない。2年経って、「かわいい」だけでは済まされない年頃になったなと感じた。それでも、戦闘モードに入ったアドレナリンギンギンの千早はカッコよかった。大きなスクリーンに広がる両眼のドアップは、やはりたまらんかった。
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