トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

2016年11月

触察Plainプラン33分2000円
触察Mediumプラン53分3000円
触察Premiumプラン74分4000円

詳細は以下のとおりです。

触察料:
・33分で 1643円 (前月比±0円)

出張費:
・人数に関わらず:361円 (前月比±0円)

追加項目:
・鍼50円(1本)、灸50円(1壮)

端数処理:
・百円未満は切り捨てとします

※今回反映します消費者物価指数(生鮮食品を除く)99.6は9月のものです。
※当院の価格に対する考え方はこちら

・11月の価格
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平均:2475円
最安値:1800円
最高値:4200円

※当院の価格に対する考え方はこちら

・9月の客単価
・10月の価格
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ウメさんのところに通い始めて、3回目くらいの頃だったと思う。支払いの時、ウメさんの様子が変だった。

私が金額を告げて、ウメさんがバッグの中から財布を出して、中を見ている時に…

一万円札がパラリと下に落ちた。そして、また一枚…また一枚…

ウメさんはそれには気づかない様子で、財布の中を探り続けている。

私は、すかさず「お金落ちましたよ!」と言って駆け寄り、お札を拾おうと伸ばした手の上にさらに一万円札が一枚…。私は急いでお札を拾い集めて、ウメさんに手渡した。

「あら、私、どうしちゃったのかね〜。目はよく見えないし、手もいうこと聞かないし…嫌になっちゃうね〜」と言って、ウメさんは笑い出した。

手に何らかの障害が出てきたのだろうか?例えばパーキンソン病とか。そんなことを考えながらその後も伺う度に様子を見ていたが、そんな症状はその時以来見られなかった。

それでも心配だったので、向かいの家に住んでいる栗原さんに聞いてみることにした。ウメさんと接していて最近何か変わったことはないかどうか。

「小さい時から変わってると言えば変わってるからね〜」と私の真面目な質問を笑い飛ばしてから、
「何で?」と彼女は興味津々の様子で尋ねた。

私は一万円札バラマキの一件を話した。「へぇ〜」と彼女は面白そうに聞きながら、何か考えている風だった。

「ひょっとしたら…」と私は続けた。
「私を試されたのかなとも思ったんですが。」

「多分、そうだと思うよ。」と栗原さんはサラリと答えた。

「前に、お手伝いさんからお金を持ち逃げされたことがあるんだよ、あの人。だから、あなたを疑ったわけではないんだろうけど、念のため確かめさせてもらったんじゃないかな。金持ちは大変だよね。いろんなこと心配しないといけなくて。」

私は驚いた。そんなことも想像はしていたが、改めて聞かされるとやはり驚くものだ。

「でも、その後も頼まれたんでしょ?だったら合格したんだね(笑)。気にしないで、これからも通い続けた方が良いよ。金持ちなんだから、長く付き合ってしっかり稼ぎなさい。」
とアドバイスを頂いた。

〈つづく〉
「訪問日記」一覧

◆◆◆鍼灸治療室.トガシ◆山形県東根市◆◆◆
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ブログネタ
中高一貫校の素顔 に参加中!
今回は宮城県仙台二華中学校&古川黎明中学校(p88〜)の問題。

「200海里」とか「トレーサビリティ」とか、子供達の口からスラッっと出てきたのには驚いた。知ってそうなことを知らないことが多いと思っていたけれど、知らなそうなことを知ってたりもする。やはり聞かなきゃ分からないものだ。

「ところで海里って何?」と聞いてみたら、これは流石に知らなかった。赤道から北極までの距離を10000等分したのが1kmになるが、海里は緯度にして1分(60分の1度)のこと。海図から距離を読み取るのに便利なのかもしれない。

水道料金の計算の仕方は「こんなにややこしいの?」という反応。「電気代もこんな感じだよ。」と付けくわえて置いた。ウンザリしないで頑張ってね!

《つづく》

※個人情報保護のため、登場人物が特定できないように、イニシャルはエピソードごとに変えています。同じ人なのにイニシャルは違っている場合があります。また、Zまで行った場合にはAに戻りますが、この場合は同じイニシャルであっても違う人物ということになります。ご了承下さい。

◆◆◆公文式小林教室◆山形県東根市◆◆◆
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10月の初め、湯殿山の大日坊を参拝した。真如海上人の即身仏がある所だ。

稲刈りが終わった田んぼが眼前に広がるのどかな風景。山の上だから若干斜めになっている感じはあるけれど、広さを考えるととても山の上とは思えない。

以前、浅草寺で娘が柏手を2回パンパンとやってしまい、周囲の熱心な参拝者から睨まれたことがあるので、
「ここは、お寺だから手は叩かないんだぞ」と娘に耳打ちした。その途端、副住職さんが手をパチンと叩いた。(後の説明によると、ここは祈祷するお寺なので手を叩くのだそうだ。但し1回だけ。)

「叩いてるじゃない!」という目で、娘が私を見返す。私たちの心は、一挙に、お参りには相応しくない不謹慎な状態になった。

副住職さんのお経に合せて、合掌、目を閉じていると、突然、首の辺りにカシャカシャと何かが触れてきた。驚いて目を開けると、副住職さんが参拝者を一人一人清めて下さっているようだった。長い棒の先に、神社のしめ縄に付いてある白い紙のようなものがたくさん付いてものを使っている。

われわれ不謹慎御一行は、笑いを堪えるのに必死だった。

その後、住職様の丁寧な御説明。廃仏毀釈に関わる悲しい出来事が湯殿山にあったらしいことは、浅見光彦のドラマで見たような気がする。その当事者がここだったらしい。

江戸時代に多くの参拝者が山形県を訪れたという話を、児童向けの歴史本で読んだことがある。その時、出羽三山とも羽黒山とも書いていなくて、湯殿山と書いてあったことが奇異に感じられた。その謎が、住職様のお話で氷解した。

当時は日本でも屈指の規模を誇る大寺院だったようである。冒頭に書いたが、山の上なのに大きく広がる平坦な土地。高野山には行ったことが無いけれど、おそらく似た地形なのだと思う。グーグルで見ると、大日坊の少し上の方に放牧場が広がっている。地すべり事故が起きるまでは、ここに壮大な寺院が立ち並んでいたのかと思うと、とても残念である。

権力が移行し、世の中が大きく変わる時、それまで大きかった存在は当然のことながら、新興勢力の側には付かない。比叡山と信長のような対立が、こんな身近な所でもあったのかと驚いた。

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