トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

2015年02月

自分を変えるには五感を変えると良いということなんですが、仏教と似ていると思いました。

不変の確固たる自分というのは無くて、外界を五感で感じ取ったその情報によって「自分」が作られているという人間観です。

五感にはそれぞれ「自分」が設定したフィルタがかかっているでしょうから、そのフィルタを別なタイプと交換してみると、世界の見え方・感じ方が変わり、それにつれて「自分」も変わっていく…。

全くもって「五蘊の仮我」ですし、このYoutubeのタイトルは「照見五蘊皆空」として欲しいくらいです。

仏教は物理学(特に量子力学)と似ている点が多々ありますが、心理学にも言えそうです。

治療師として仕事をしていると、「痛い自分」というものを頑なに堅持し、それを癒すために依存するものをひたすら求め続けているような人と出会うことがあります。これは完全な袋小路です。

「自分」に入ってくる情報を変えていくことによって、「自分」というニューラルネットワークに変化が起きてくるはずです。そういう人へのアドバイス法として、何かヒントを得たような気がします。


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自閉症の僕が跳びはねる理由【THE REASON I JUMP】の「4.どうして質問された言葉を繰り返すのですか?」(p18〜19)【Why do you echo questions back at the asker?(p25-26)】を読みました。

「はじめに」のところで、「人と話をしようとすると言葉が消えてしまう」【 as soon as I try to speak with someone, my words just vanish.】という記述がありましたが、これをさらに詳しく自己分析しています。

【p25】
Firing the question back is a way of sifting through our memories to pick up clues about what the questioner is asking.We understand the question okay, but we can't answer it until we fish out the right ‘memory picture’ in our heads.

場面【‘memory picture’】として思い浮かべることができないと、質問の答えを返すことができないようです。その作業に失敗すると、言葉は消えていってしまう…。

同じく「はじめに」のところで、「自分の思いとは逆の意味」【the complete opposite to what I want to say】を言ってしまうという記述もありました。

【p26】
In ‘set-pattern’ conversation, we manage much better: although, of course, when it comes to talking about your feelings, these patterns are no use at all. In fact, by relying on them too much you can end up saying the opposite of what you wanted to say. I swear conversation is such hard work! To make myself understand, it's like I have to speak in an unknown foreign language, every minute of every day.

パターンにはめるのを間違ってしまうと、全くの逆のことを言ったりしてしまうということなのですね。

《インデックス》
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★くもん・公文・KUMON★ に参加中!
I have finished 141〜150 of L2. The story is “Helen Keller”.

What impressive sentences!

She wrote,
"There were barriers still, it was true, but barriers that could in time be swept away. I was now eager to learn. Everything has name, and each name gave birth to a new thought."

【Kumon for grown-up】英語〔L2-150〕
※この記事は、公文の教材を学習している方々と解く楽しみを共有するために書いておりますので、問題と模範解答は表示していません。ご了承下さい。
◆◆◆公文式小林教室◆山形県東根市◆◆◆
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悟りへの道 に参加中!
『仏教と現代物理学』(自照社出版)「第一章 菩薩―悟れる衆生」(p51〜98)の「2.真我と仮我」(p79〜98)を読みました。


『般若心経』の「度一切苦厄」についての解説です。一休さんの『般若心経提唱』での該当箇所を引用します。

《以下引用(p78)》
さてまた、般若の御法を説きて、苦界に沈みたる衆生どもを、救い助けて、生死の此岸より彼岸に到らしむる故に、一切の苦厄を度すというなり。
《引用終わり》

悟れる衆生たる菩薩は「その衆生済度の誓願のあついゆえに、自ら仏となるより先に、すべての衆生を彼岸にわたそうと努める存在である」。

《以下引用(p93)》
生死去来(生死往来)を繰り返している仮我から不去不来の真我(「いにしへの我」)を知った真の宗教者にもし日々の心境などというものがあるとすれば、一休の、

有漏路より無漏路へ帰る一休み
雨降らば降れ風吹かば吹け 『一休道歌』

に尽きるのではなかろうか。というのも、仮の住処(世間)をどう生きるか、その一端を見て取ることができるからだ。
《引用終わり》

智慧によって、生死に住せず、慈悲によって、涅槃に住せず」涅槃に行くのをしばし止めて、世間で一休みする…これが「一休」という名の由来のようですね。

《以下引用(p98)》
真の主人公(真人・真実の我)を知った悟れる衆生はもはや生死の苦界に沈むことがないがゆえに、一切の苦厄(四苦八苦)から解き放たれ、真の自由を獲得した菩薩(観自在菩薩もその一人であった)であるということだ。

しかしそれで菩薩の「行」が終るのではない。廓庵の「入鄽垂手」(『十牛図』)、あるいは親鸞の「還相回向(げんそうえこう)」(『教行信証』)を例に出すまでもなく、自らの体験を踏まえて、般若の御法を説き、生死の苦界に淪む衆生を不生不滅の涅槃の岸へと到らしめ、一切の苦厄を除かんがために、利他の行に努められるのだ。それを「一切の苦厄を度す」(度一切苦厄)という。
《引用終わり》

《インデックス》
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何か勉強しよう に参加中!
Excelではじめるディジタル信号処理を試しています。第4章の内容です。

前回まではエクセルファイルでしたので、動くのは当たり前でした。

今回は、CDで添付されているWaveGeneratorで正弦波を発生(p105)させました。実行ファイルだったので、Win98用の実行ファイルがWin8.1でまともに動くのかドキドキでしたが、あっさりパスしました。

これで道が開けました。


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★くもん・公文・KUMON★ に参加中!
I have finished 131〜140 of L2. The story is “Helen Keller”.

Helen met Miss Sullivan!

Dr. Alexander Graham Bell led to this meeting. Helen dedicated her book to him.

She wrote,
"To Alexander Graham Bell, who has taught the deaf to speak, and enabled the listening ear to hear speech from the Atlantic to the Rockies, I dedicate this Story of My Life."

【Kumon for grown-up】英語〔L2-140〕
※この記事は、公文の教材を学習している方々と解く楽しみを共有するために書いておりますので、問題と模範解答は表示していません。ご了承下さい。
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なぜ、それを好きになるのか?脳をその気にさせる錯覚の心理学の「第6章.自分からちょっとは好きになる:勉強」(p185〜192)と「エピローグ.好きになると脳が変わる」(p193〜202)を読みました。(小林教室収蔵

「勉強を好きになるには?」…これは永遠のテーマのようにも思いますが、6章にまとめてありました。

ひとつは「処理の流暢性の誤帰属」を利用する方法です。「過剰学習」とも言うそうですが、公文式のメソッドの一つでもあります。

そして、これを定着させる方法として「分散学習」が挙げてあります。詳しくは本書を参照していただきたいのですが、お子さんに「今日の復習をしてから遊びに行きなさい!」と声がけするよりも、「3日前の復習をしてから遊びに行きなさい!」と言った方が効果があるとのこと。そして、「終了テスト」のような形で更に定着を図るのが「テスト効果」ということになるようです。

「よい学校に進学したり全国共通テストでよい成績をとったりする学生の特徴」というのも興味深い話です。調査の結果は「自制心が強い」ということ。これは、人を人たらしめる前頭前野の働きだったように思います。

ただ、「よい学校に進学したり全国共通テストでよい成績をとったりする学生」というのは望ましい人間なのか?とちょっと疑問に感じました。自分を抑制してレールの上を脇目もふらずに進んでいく学生なのだとしたら、どうなんんだろう?と。

最後、エピローグでは、好きなものができるとその好きな対象に関連した情報に激しく反応する神経回路ができる、ということが紹介してあります。何かに興味を持つと、例えば新聞紙面を漠然と眺めただけでも、それに関連したことが目に勝手に飛び込んでくるような感覚を覚えることがありますが、そういうことなのかなと思いました。

これに勝る脳の活性化・アンチエイジングは無いんじゃないか?と言う筆者。私もそう思います。

《インデックス》

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中高一貫校の素顔 に参加中!
今回は、回る時計の問題です。

 鉄板と言っていますが、要するにターンテーブルです。時計の秒針は時計の中心を基準に回りますが、時計自身も鉄板の中心を基準に回ります。
(1)
 時計は止まっているのですから、秒針は半径が2.5 + 4.5 = 7〔cm〕の円を描くことになります。円周は(直径)×(円周率)なので…
(2.5 + 4.5)× 2 × 3.14 = 43.96〔cm〕
となります。
(2)
 これは作図問題です。(ア)(イ)(ウ)の文章のとおり作図すると以下のようになります。
(3)
(ア)は、半径7cmの半円なので、
7×2×3.14÷2= 21.98〔cm〕
(イ)は、半径2.5cmの半円なので、
2.5×2×3.14÷2= 7.85〔cm〕
(ウ)は、半径2cmの半円なので、
2×2×3.14÷2= 6.28〔cm〕
答えは、21.98 + 7.85 + 6.28 = 36.11〔cm〕

(4)
秒針は60秒間で一周なので1秒間で1/60周、鉄板は30秒間で一周なので1秒間で1/30周します。同じ方向なので足し算すると1秒間で1/20周(つまり20秒で一周)ですから、20秒ごとに「北」を向くことが分かります。
1/60+1/30=3/60=1/20




(5)
 回転の速さは(4)と同じですが、鉄板の回転の向きが反時計回りで逆になっています。鉄板の回転の方が速いので、秒針も反時計回りの向きに回転して見えるはずです。負の数にならないように、鉄板の速さから秒針の速さを引きます。
1/30-1/60=1/60
計算から、秒針は60秒間で一周する速さで反時計回りに回ることが分かります。最初に秒針が「東」を向くのは45秒後。その次は、1分45秒後、2分45秒後、3分45秒後、4分45秒後、ということで、5回「東」を向きます。

(6)
前問同様、反時計回りの鉄板の回転の方が速いので、秒針も反時計回りに回転して見えることになります。
1/24-1/60=3/120=1/40

計算から、秒針は40秒間で一周する速さで反時計回りに回ることが分かります。最初に秒針が「東」を向くまでにかかる時間は、3/4周するのにかかる時間ということだから、
40×3/4=30
で、30秒後。さらに、19周する時間を足せば、20回目に「東」を向く時間が分かります。
30+40×19=790
790秒を分に直して、
790÷60=13余り10
答えは13分10秒後。

設問ごとにステップアップしていく構成は、親切な出題だと思います。

この問題のように、2つの回転を組み合わせて考える問題は、いろいろなバリエーションがあります。遊園地のコーヒーカップも、大きなターンテーブルの上でコーヒーカップが回転しています。観覧車も大きな回転をしながら各ゴンドラが小さな回転をしています。地球は、太陽の周りを大きく回りながら(公転)、自分自身も回っています(自転)。自転車の大きなギアと小さなギアの回転に関する問題も何校かで出題されています。

 ところで、下のような、歯車を回しながら花のような模様を描くことができる定規を見たことがあるでしょうか?見つけた時には是非遊んで、回転について考えてみて下さい。




参考文献:2014年度受検用公立中高一貫校適性検査問題集(みくに出版)小林教室収蔵

《教室だより増刊号インデックス》

※今後、大学入試や高校入試で一般的になると思われる合科目型・総合型の出題形式が公立中高一貫校適性検査では既に一般的になっているため、この増刊号で取り上げています。ですから、中高一貫校だけを特に意識しているわけではありません。もちろん、だからと言って東桜学館を全く意識していないわけでもありません(笑)。

◆◆◆公文式小林教室◆山形県東根市◆◆◆
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自閉症の僕が跳びはねる理由【THE REASON I JUMP】の「3.いつも同じことを尋ねるのはなぜですか?」(p16〜17)【Why do you ask the same questions over and over?(p23-24)】を読みました。

記憶の形式も違っているようです。

【p23】
So I do understand things, but my way of remembering them works differently from everyone else's. I imagine a normal person's memory is arranged continuously, like a line. My memory, however, is more like a pool of dots. I'm always ‘picking up’ these dots - by asking my questions - so I can arrive back at the memory that the dots represent.

歳をとるとなおさらですが、記憶が断片化してしまっているような感覚は normal person にもあると思います。「今、何をしようとしたんだっけ?」というのは、私も一日に何度もつぶやくようになっています。

今は a pool of dots は水たまり程度ですが、本当に pool だったら…そんな pool の中でもがきながらも周囲の人と会話をしようとしたら、同じことを何度もということにもなるでしょう。

何もそれを、我々が不快に思わなければいけない理由はないのですよね。

《インデックス》
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★くもん・公文・KUMON★ に参加中!
I have finished 121〜130 of L2. The story is “Helen Keller”.

We can read her book! There is her autograph letter on the book.

【Kumon for grown-up】英語〔L2-130〕
※この記事は、公文の教材を学習している方々と解く楽しみを共有するために書いておりますので、問題と模範解答は表示していません。ご了承下さい。
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