トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

2011年06月

しんけつ:CV8(任脈

〈取穴〉:前正中線上で、臍の中央に取る。
〈標準〉:上腹部、臍の中央。

〈筋肉〉:白線

〈運動神経〉:
〈知覚神経〉:肋間神経前皮枝

〈血管〉:浅腹壁動脈、下腹壁動脈

〈主治〉:臍のあたりの腹痛、腸鳴、下痢、虚冷症、体力衰弱、水腫
〈特殊〉:養生、強壮作用

参考文献1「経穴マップ」
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「瞑想の心理学」(法蔵館)
第一章「認識論―不覚無明」の「世間と出世間」を読みました。

序論でも同様のことが書かれておりましたが、この本は表現を少しずつ変えて繰り返して下さるので、初心者でも安心して読めます。

《以下引用》
『起信論』はこの心(妄心)に基づく主客の二元論は、人間意識の深層における出来事であるために、誰も注意を払うことはないけれども、われわれすべての経験の根底にある無知と迷妄の元凶と断じているものなのだ。心源の不覚無明から良くも悪くもすべての行為は始まる。そして、この全体が「不覚の相」であり、虚妄であると言ってくるところが、『起信論』における「三細・六麁」の非常に重要なところなのだ。もちろん、われわれは虚妄になど安住してはおれない。いかにしてこの無明を除き、真実を明らかにするかが、いずれ問われることになる。
《引用終わり》

前回の「元を糺せば…」は好き嫌い(愛不愛)でしたが、さらに元を糺せば主客の対立に行き着きます。

この無明をいかにして取り除くのか…

《つづく》
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いんこう:CV7(任脈

〈取穴〉:前正中線上で、神闕の下1寸に取る。
〈標準〉:下腹部、前正中線上、臍中央の下方1寸。

〈筋肉〉:白線

〈運動神経〉:
〈知覚神経〉:肋間神経前皮枝

〈血管〉:浅腹壁動脈、下腹壁動脈

〈主治〉:臍のあたりの腹痛、下痢、生理不順、ED、早漏、水腫、自律神経の失調症
〈特殊〉:

参考文献1「経穴マップ」
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くもんのすいせん図書(Aの50番)「わすれられないおくりもの」を読みました。

小林教室周辺の教室が共同で図書を購入して、巡回図書館のようにしています(通称「おにぎり文庫」)。今月の一冊でした。

軽い気持ちで読み始めたんですが、心にしみました。生き方とか、死に方とか、考え込んでしまいました。

いろんなこと、いろんなやり方を若い人たちに教えてあげたこと、それがアナグマさんからの贈り物。そしてそれはかけがえのない思い出だから、忘れられない。

いろんなことをしてあげるたびに、そのやり方を教えてくれたアナグマさんのことを、みんなが思い出す。

みんながまた別の人に教えてあげることで、その贈り物は広がっていきます。

アナグマさんはいつまでも生き続けることになります。みんなが忘れられないでいる限り…

死は絶対に避けられないことだから、せめてこんなふうに生き続けたい。それには、自分の持てるものを他人に与えて育ててあげることなんですね。

何だか、とってもとっても深い、いい本です。
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先日、受験した公文認定テストですが、合格しました。



こういう箱に入ってきました↑



結構、立派な楯↑

一応、大卒なので、中学課程は合格して当たり前なんですけど…危ぶまれていたので、ホッとしました。

数学も英語も、点数は90点台でしたよ。共通一次世代なので、マークシートは強いです!!
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「公文式英語教育の方法」の「第四章 英語好きにさせるための親の役割と公文式の指導」を読みました。(小林教室収蔵

この章は、公文式学習のやり方が書いてあります。特に英語についてという部分が少なく、方法論は基本的に各教科共通であることがわかります。そのひとつ、「認める、ほめる、厳密にしすぎない」という話を引用してみます。

《以下引用》
赤ちゃんがはじめて立ったとき、言葉を発したとき、親はどんなに喜ぶことか。親の喜ぶ顔、ほめ言葉を赤ちゃんは感じ、ますます得意気にくり返します。ところが、それもつかの間、子どもが成長するにつれて、なにか新たにできたことに心底喜び、子どもを認めてあげ、ほめてあげることが少なくなるようです。
《引用終わり》

認めてもらい、ほめられることがやる気につながるのは中高生も同じなのに、大人は高いレベルばかりを要求して叱責ばかりしてしまう…ということなんですが、実際は難しいところもあるような気がします。

例えば、中学三年生が中学一年生レベルの問題を解いたときに、「すごいね!」とほめるのはどうしても無理があります。言われた方も嫌味にしか聞こえないんじゃないでしょうか。むしろ嫌味に感じないようでは幼過ぎます。

大きくなるほど、ほめてあげるのも難しくなるんです。

だからこそ、勉強を始めるのは早い方がいいんです。何を言っても、何を読んでも、何を書いても、周りの大人が素直に「すごい!」と言える頃から始めた方がいいんです。最近、そう思います。

《つづく》
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「瞑想の心理学」(法蔵館)
第一章「認識論―不覚無明」の「メビウスの帯」を読みました。

この本は、仏教に限らず、別の宗教や、科学書からの引用も多く、興味深いです。

《以下引用》
…思い出されるのは『旧約聖書』の「創世記」である。「善悪を知る木から取って食べてはならない。それを取って食べるとき、きっと死ぬであろう」というのも、同じ人類の悲劇の幕開きを物語るものであり、神の国から地の国へ(『起信論』的に言えば、一法界から妄境界へ)転落した人間の「始源の裂け目」に認識の問題があり、われわれが何の疑義を抱くこともなく当然のこととして是認してきた、主客の二元論的な思考方法の中に、極めて重大な欠陥あるいは矛盾がありはしないかということだ。…

われわれは行為(身・口・意の三業)について是非・善悪を言うが、「六麁」で説明されたように、表面に現れたところだけを取り上げて論じてもあまり意味がない。すべての行為が起こってくる根底に心源の不覚無明があり、その不覚の心(妄心)がさらに主客の二つに分裂し、そこから愛・不愛(智相)というようにして行為が始まっていることなど全く考慮されていないからだ。
《引用終わり》

非常に高級な理念・理論のように聞こえても、結局は計名字相のプロセスが入念だというだけのことです。だから、どんなに高級な議論の対立であっても、どんどんと元を糺していくと結局は好き嫌い(愛・不愛)に帰着するんだと思います。

そこまで気づくことができれば、論争はバカバカしくなるんでしょうけどね…。

《つづく》
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鍼灸師として、いま、自分ができることは何だろうか…自問してみました。フツーに思い浮かぶのは、今尚、避難生活を余儀なくされている方々にボランティアとして施術してあげること。それも良いことです。でも、それだけなのか。

そんなふうに考えていて、我が治療院の最もメーンの設立趣意を思い出しました。それをまとめたホームページの記事も今や無くなってしまいましたので、再度ここにまとめたいと思います。

それは、「健康保険不使用」ということです。「各種保険適用」という宣伝はよく見かけますが、それとは逆です。ですから、これは宣伝ではありません。宣伝というよりは宣言であり、主張です。

現状としては…
健康保険は財政が非常に厳しく、これをカバーすべき国の財政は更にひどい破綻状態である。
現在、鍼灸治療に健康保険を適用させるのは、基準が不明瞭で煩雑である。
という問題点があると思っています。

それならば、最初から健康保険の使用を諦めて、予防(予防のための施術は健康保険の適用外)に重点を置き、自由な価格設定でやってみよう、と思い立ちました。

接骨院は言うに及ばず、鍼灸治療院においても、経営を安定させるには健康保険の積極的な活用が常識のようになっています。しかし、大震災の後、国家存亡の危機を迎えたこの時期に、貴重な浮き輪にしがみつくことだけを考えていていいのか?自分で泳ぐ努力をしなくていいのか?という気持ちが更に強まりました。

カイロや整体など、健康保険を使えない医業類似業者はたくさんあるわけですから、これらを見習って、経営努力する余地は充分あるはずです。

そう考えますと、健康保険の適用は医師のみとし、重篤な病気の治療や先進医療に優先して使った方が制度としてもスッキリします。われわれ医業類似業者は、健康保険を使わないという形で、国民医療費の抑制に貢献し、医師を中心とした健康保険による西洋医学を財政の面でも助ける形になります。西洋医学との相補的な関係を目指す代替医療として、ますます明確な立場を築くことができます。

以上のような考えから当院では、【健康保険から独立した鍼灸治療】を行っています。これによって、健康保険組合の財布は少しは助かるはずです。そして、国民医療費の抑制につながります。当院を選んで下さったお客様も、国民医療費の抑制に一役買ったことになります。

しかしながら、当院の治療費が余りに高ければ、それは単にお客様に価格転嫁したに過ぎないことになります。ですから、健康保険を適用した時の窓口負担額よりは高くなってしまうものの、カイロや整体などの相場よりは安いと思っていただける範囲で、【リーズナブルな価格】を堅持しております。

当院だけがこのような行動を起こしても金額としては微々たるものですが、他の鍼灸師や柔道整復師(接骨院の先生)に賛同いただければ、かなりの金額になります。賛同されない治療師の先生方を責めるつもりはありません。こういったことは、それぞれの考えや事情を尊重して、行動されるべきだと考えます。
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「瞑想の心理学」(法蔵館)
第一章「認識論―不覚無明」の「表層意識<六麁>」を読みました。

六麁については以前もまとめましたが、本書に沿って再度まとめてみます。

1.智相
われわれは何であれ五官が捉えたものに、文字通り主観を交えて、愛不愛、好悪、美醜、損得などを一瞬のうちに識別する段階。われわれが実際の行為に移る前にこのような判断、あるいは計算がまず働いているので、「六麁」の最初に智相がきている。

2.相続相
好悪、損得などを直感的に判断した後、好ましいものならば楽と結びつき、そうでなければ苦と結びつく段階。好きなものには取り込もうとし、嫌いなものはできるだけ遠ざけようとする。

3.執取相
相続相で生じた苦楽にどこまでも執着していく段階。

身・口・意の三業に当てはめるなら、これまでの三相は意業に当たる。

4.計名字相(けみょうじそう)
愛不愛から苦楽を読み取り、それに執着するあまり、「名字」、すなわち言葉や概念を連ねて、自己や組織エゴをむき出しにする段階。

身・口・意の三業に当てはめるなら、口業に当たる。

5.起業相(きごつそう)
このように適当に言葉で理論武装しておいて、いよいよそれを実際行動に移す段階。

身・口・意の三業に当てはめるなら、身業に当たる。智相に始まった身・口・意の三業は、ここにおいて最も具体的な行為となり、われわれは目的達成に向けて多大のエネルギーを注ぎ込む。

6.業繁苦相(ごつけくそう)
自分の欲するところに随って起こした身・口・意の三業によって、かえって因果の法則に縛られ、自由をなくしていく段階。

《つづく》
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きかい:CV6(任脈

〈取穴〉:前正中線上で、神闕の下1寸5分に取る。
〈標準〉:下腹部、前正中線上、臍中央の下方1寸5分。

〈筋肉〉:白線

〈運動神経〉:
〈知覚神経〉:肋間神経前皮枝

〈血管〉:浅腹壁動脈、下腹壁動脈

〈主治〉:臍のあたりの腹痛、下痢、生理不順、ED、早漏、水腫、自律神経の失調症
〈特殊〉:喘息の坐位呼吸症

参考文献1「経穴マップ」
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