トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

2010年07月

ブログネタ
★くもん・公文・KUMON★ に参加中!
先週24日、山形市の国際ホテルで「全国公文進度上位者のつどいin山形」が開かれました。うちの娘たちも何とか参加することができました。

公文進度上位者のつどい2010-1

まずは国際ホテルに入ります。










公文進度上位者のつどい2010-2

会場に入りました。
ここで、教材を7分間解きます。
それをみんなで回って見物します。



公文進度上位者のつどい2010-3

オブジェもらいました。
歓喜する次女。
「おー、見える見える!」
使い方が違います。


公文進度上位者のつどい2010-4

歓喜する長女。
「おー、見える見える!」
だから…
使い方が違うって!


公文進度上位者のつどい2010-5

ステージに上がって表彰!





公文進度上位者のつどい2010-6

金の屏風で記念撮影。
ポーズを決める次女と
ふてくされる長女。








70歳を過ぎて踊りを習っているお婆さんでも「やはり舞台に立ちたい」とおっしゃっているのを聞いたことがあります。

ピアノでも、水泳でも、他の習い事でも、「見せ場」が大抵あります。公文のような勉強はどうだろう…と思っていましたので、やはりこういう行事は必要だなと思いました。

楽器でも、スポーツでも、小さいうちからさせた方がいいとよく言われます。勉強は学校に入ってから、その学年の分だけをすればいいという考え方も根強いのですが、勉強だけ別だと考えるのは不自然ではないでしょうか。

長い英文をスラスラ読む小学生や、積分を解く小学生を目の当たりにすると、勉強も早いに越したことはないと思わずには居られません。

ブログネタ
悟りへの道 に参加中!
「釈尊の生涯」(春秋社)
「17.祗園精舎の建立とコーサラへの仏教の進出」を読みました。

《以下引用》
ラージャガハで釈尊に会って、その説法に感激した給孤独長者は、自分の故郷コーサラにも釈尊の来遊を仰ぎ、その教化を懇願した。しかし仏教教団には千人二千人という多くの比丘たちがあるので、彼らの衣食住の問題が解決されなければならない。釈尊を招待しても、教団の居住する場所が必要であり、また彼らに托鉢の不安があってもいけない。
《引用終わり》

当時のインドでは、このような形で招請されたりしたようですね。現代であれば、釈尊も違った方法で活動しただろうことが分かります。仏教もまた、その時節に合った形があるということだと思います。

《以下引用》
…サーリプッタの監督の下に、仏教教団第一の精舎が建立された。建物としては、香室(仏の居室)、控室、寮舎(僧房)、門屋、物置小屋、火屋、温室、台所、便所、経行堂、病室などが備わっていたとされるが、しかし雨期以外には比丘たちは、普通は樹下石上などの野外で過ごすことも少なくなかった。
《引用終わり》

平家物語の一節からとても小さな建物を想像していたのですが、全然違っていたようです。

《つづく》

現実を「受けとめる」…

「受け入れる」のではないですから妥協ではありません。と言って、「受け付けない」のでもないですから拒否とか批判というわけでもありません。現実に対してニュートラルな態度です。

私の世代は、自分をはっきりと主張しなさいと学校では教育されました。友達からは、はっきり表現しないと「暗い」と言われ、「何を考えているか分からない」と気味悪がられました。

その成果が実を結んだということなのか、最近は、ニュートラルな態度は世間的には受けが悪い。即座に何らかの反応を示すことが良しとされるようです。より分かりやすい、激しいレスポンスの方が受けがいい。それが「面白い」レスポンスであれば「面白い人」と評価されるし、「適確」であれば「判断力のある人」と評価される風潮があるみたいです。

現実を「受け止める」…

最近、政治について特に感じます。ここ数年の政治を「受け入れる」なんてとてもできない。ニュートラルという選択肢が無いとすると、「受け付けない」、拒否、批判ということになります。風潮から、完全拒否・徹底批判が流行ります。

それが、政治の動きを鈍くしているだろうし、首相の任期を短くしているのかもしれません。もちろん、首相の舵取りが間違っている可能性もありますから、それ自体、悪いこととはいえませんが。

以前書きました国会はねじれていていいんじゃないか?という内容の記事は、政治を受け止めたいという思いから書いたものです。

細川政権辺りから、国会では、あからさまな数合わせが行われてきました。主義主張に全く関係のない連立です。当初行われた手法は、小さい政党をその党首を首相にしてやるという条件で連立を組ませるというものでした。細川さんとか村山さんとかですね。でも、仲がいいのは最初だけで、連立内で多数を占める自民党が結局幅を利かせ、首相は傀儡となっていく…。

鳩山政権も数合わせは変わりがなかったのですが、連立内で多数を占める民主党から首相が出たにも関わらず、紐がこんがらかった傀儡になってしまいました。何をしたいのか分からない奇妙な動きが目立ちました。

国民新党の活躍で、大きな借金を増やす巨大な予算になりました。郵政民営化も逆行しましたが、国民はそんなことにはあまり興味がないことが今回の選挙で示されました。

社民党の活躍で、もともと奇妙の動きをする首相の動きが、ますます奇妙になりました。沖縄の基地問題は、社民党が閣内にいなくても混迷が膨らんだでしょうが、社民党がこれを破裂させてくれました。

小沢一郎さんが一番活躍していただろうとは思いますけど、連立内で少数の政党が幅を利かせたというのが新しい動きではないかと思います。

参院選は、得票数では民主党が勝っていたらしいのですが、議席数で大敗するという結果になりました。得票数と議席数にねじれが生じるというのは選挙システムに問題があるのではないか?とも思うのですが、これでねじれ国会が実現したわけですからヨシとして、「受け止める」ことにしましょう。

みんなの党が脚光を浴びました。現在は連立を否定されているようですが、当初は「アジェンダの党なので民主党が丸呑みするなら連立するかも」というような態度でした。選挙で議席を増やしたとは言え、小さな政党であることに変わりがありません。小さな政党に牛耳られる連立政権が再び誕生するんだろうか…と思いました。

これ、ウイルスに似てるかな…と思います。自分よりもずっとずっと大きな細胞の中に入り込み、核内(閣内?)に入り込み、その細胞の振る舞いをコントロールしてしまう。

こういうのもありかなとも思います。ウイルスも悪いことばかりではないようですし。

その時その時で大きく変わる世論に対応するため、いろいろな少数政党がレトロウイルスの如く乱立して選挙に臨む。そこで多くの支持を受けた政党が、玉虫色の選挙公約(要するに全方位的政策)で多数の議席を獲得した与党の中に入り込み、政権の方向性を決める。

ポリシーだけの小さな政党と数だけの大きな政党が手を組む、という政党政治。もしもまた連立が誕生するようであれば、こんなふうに「受け止め」てみようかと思ってます。

閉塞しきった現実を「受け止める」こと、それは現時点から最善の一歩を踏み出すために最も必要なことのように思うのです。

〈起始〉:第2(3)〜第5腰椎の肋骨突起,腸骨の腸骨稜と腸腰靭帯
〈停止〉:第12肋骨の下縁,第1〜第(3)4腰椎の肋骨突起と第12肋骨
〈作用〉:腰部●側屈。第12肋骨を引き下げる。体幹の側屈に協力。
〈神経支配〉:第12胸神経と第1〜3腰神経の枝〔T12〜L3〕
〈筋連結〉:大腰筋,横隔膜,最長筋腸肋筋

〈触察〉:
・腸骨起始付近:腸骨稜上で、上前腸骨棘と上後腸骨棘の中点を目測し、ここから前内側方に指を押し込むと、触察できる。外側方から観察して、骨盤の前後長のほぼ中央。
・腰方形筋:前項で触察した筋腹を後内側頭方に第12肋骨まで辿る。起始部は腸肋筋より外側方に位置するが、停止部は腸肋筋より内側方で深層に位置する。

〈関連痛領域〉
・殿部へかけて(★胞肓★秩辺)
・腰を覆う領域(★小腸兪★膀胱兪★中膂兪★白環兪★上りょう★次りょう★中りょう★下りょう★会陽★腰兪
・脚の背側を下へ(★承扶★殷門
・腸骨稜を覆う領域(★帯脈★五枢★維道)
・鼡径部へ(★気衝★府舎★衝門)、場合によっては睾丸へ

参考文献1「骨格筋の形と触察法」
参考文献2「クリニカルマッサージ」
参考文献3「トリガーポイントと筋筋膜療法マニュアル」

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くもんのすいせん図書(3Aの3番)「はけたよはけたよ」を読みました。(小林教室収蔵

パンツがうまくはけない男の子がフリチンで出かけてしまう、という衝撃的(?)な話です。(※大人の人は決してマネしないでください!逮捕されてしまいます!)

いろいろ話の展開があった後で、結局、すわってはけばはけるよ!という、これまた衝撃的(?)な結末。

片足立ちではけるようになるのは、何歳くらいなんでしょうね。平均年齢とか、調査したものはないんでしょうか?まあ、うちの娘たちもできるのかできないのかハッキリしませんけど。

さて、「パンツはすわってはく」ということで、いったん解決はするんですが、みなさんはどこにすわらせますか?

たとえば床の上にすわってはくとして、床にはゴミやバイ菌がいるからお尻が汚れると考えますか?それとも、お尻で直にすわるから床が汚れると考えますか?

ということで、すごく考えさせられる本でした。「はけたよはけたよ」と喜んでばかりもいられないんじゃないかな?と。

ちなみに私は見ていられなくて、手伝ってしまいます。私の髪の毛を鷲づかみにしてバランスを取りながら、娘たちはパンツをはきます。不必要に私の髪を引っ張ります。

娘たちが独りで「はけたよはけたよ」になる日が早いか、私の頭が「はげたよはげたよ」になる日が早いか…競争です。

標準料金(鍼灸なし・33分触察)の目安
1人:【昼】1900円【夜】2000円
2人:【昼】1800円【夜】1900円
3人以上:【昼】1700円【夜】1800円

詳細は以下のとおりです。

触察料:
標準(33分)で…
・1638円(午前9時〜午後6時)
・1737円(上記以外の時間帯)
※100円(2分)単位で増減できます

出張費:
・1人の場合:312円
・2人の場合:213円
・3人以上:114円

追加項目:
・当日申込は99円
・鍼灸は1体位あたり100円の他、鍼20円(1本)、灸20円(1壮)

端数処理:
・百円未満は切り捨てとします

※今回反映します消費者物価指数(生鮮食品を除く)99.3は5月のものです。

・7月の価格

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「空海の風景」(中公文庫)
「『空海の風景』を旅する」の「第九章 東寺」を読みました。

当時NHKエンタープライズ21文化番組チーフプロデューサーの鎌倉英也さんの文章です。

《以下引用》
…現在は東寺塔頭宝菩提院住職を務める三浦俊良氏によれば、講堂内の二十一尊には序列がないという。…
二十一尊すべて大日如来の分身であり、『理趣釈経』が説く「悟りとはすべてのものが平等であるということを知ること」を具体的に示したものなのだ。宇宙の真理をあらわすという大日如来がなぜこのように様々な「分身」をとるのか。それは、これらの仏に向き合う人間に、声聞、縁覚、菩薩、如来という「悟」の世界にいたる可能性を教えるためであるという。人間は、地獄、餓鬼、畜生などの「迷」の世界に生まれ変わり、死に変わり、輪廻するだけの存在ではなく、すべて平等に悟りにいたる「仏性」を内に秘めている。その潜在的な「仏性」が、目の前にある大日如来の形のちがう様々な「分身」にも、それを見つめている自分自身にも、備わっていることを気づかせる配慮だという。
…《引用終わり》

東寺に行ってみたくなりました。

《以下引用》
…空海は東寺建設に同時並行して現実社会の中においても、みずからの平等主義を実践に移していった。828年(天長五年)に開設した「綜藝種智院」である。…まず「貴賎を論ぜず、貧富を看ず」と謳い、教育の機会均等を掲げる。…また教授内容においては、仏教、儒教、道教の三教を並べた。… 「綜藝種智院」とは、諸藝を綜合する学校、という意味に近い。狭い範囲の知識ばかりをいたずらに追求する専門学校ではなく、人間性を高める総合学校にしたいという意図がある。そのために空海は、みずからが僧侶であるという枠などたやすく乗り越え、仏教のみでも教育不十分とし、在俗の教師を入れて儒教や道教をも修める理想を掲げる。
当時の仏教界広しといえども、国家の最高学府に学んだ経験を持つ僧侶は空海しかいない。
空海が多方面にわたって独創的な発想を持つことができた背景に自分のこの経験があることは、かれ自身がいちばん自覚していただろう。
…《引用終わり》

長安をモデルにしているとはいえ、千年以上も前にこんなことを思い立つのはやはりすごい。

《以下引用》
…東寺建設においては、国家の力を「道具として」借り、みずからの理想を打ちたてようとした一方で、高野山においては国家の力を一切排除し、民間の人々とともに力を合せてこれを造り上げようという闘いに挑む。
…《引用終わり》

《つづく》

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今年のサクランボ、特に佐藤錦は最悪でした。農家の方がサボったわけでも精進が悪かったからでもありません。ひとえに天候のせいなのです。

ここ何年かは、さくらんぼの花の咲いた日が寒くてハチが飛ばなかった、ということが悩みの種でした。ハチそのものがいない、という問題も昨年は起こりました。受粉がうまくいかないので、実が少なくなります。これは、たった2,3日の天気に左右されるということになります。

今年は、この点だけは恵まれました。6月1日には「今年はサクランボ豊作」という発表がありました。「量」という点では、この予想は当たりました。でも、「質」という点で、最悪でした。

さくらんぼの「質」が決定するのは、収穫前の約2週間くらいの天気ではないかと思います。赤く色づいて、糖度が増していく…これは紅葉と似た仕組みらしくて、一日の温度差が決め手になります。

今年は、朝が冷えなかったのです。霜に悩まされることもあるのに、今年は寒くなかった。曇りや雨の日が6月下旬に続きました。6月いっぱいは色も味も付きませんでした。

でも、サクランボは6月の商品です。7月には別の果物の出番になります。色や味はどうでもいいから、早く出してほしいという要請がありました。色も味も無い佐藤錦が店頭に並ぶことになりました。赤い佐藤錦もありましたが、これはおそらく農薬で色を付けたものです。ですから、味は伴わない。スモモや梅の実を食べたような酸味があったはずです。

多くのさくらんぼ農家の収入源は、贈答用として、直接注文いただくものです。毎年同じ方に食べていただきます。値段も相場に関係なく一定にしている場合が多いと思います。安定した収入源になりますので、農家の人はこういうお客様を大切にします。

今年が、上記のような状況でしたから、少しでも例年に近い佐藤錦を食べていただきたくて、色と味が付くのを待ちました。出荷できるようになったのは7月に入ってからでした。

佐藤錦は酸味が強いのだと思います。しかしおいしい佐藤錦は、その酸味を蔽い隠し、しつこいとさえ思わせるほどの甘味があります。この強い酸味と強い甘みの共存が、佐藤錦のおいしさだと思います。今年はこの甘味が十分ではありませんでした。

紅秀峰という品種もあります。この品種は酸味が無いのだと思います。だから、酸っぱいのが嫌いな人にはお薦めです。今年もそれほど遜色ない味が出ていたと思います。でも、酸味と甘味の併存する佐藤錦が好きな私には全然物足りない。

ほんの数日間の天気で出来栄えが大きく変わるサクランボ。異常気象が続いてますので、これからもどうなるか分かりません。

こういった事情は県内でさえもなかなか報道されないようです。今年のさくらんぼを食べて、山形のサクランボを嫌いになる人がいないようにと筆を執った次第です。

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悟りへの道 に参加中!
「釈尊の生涯」(春秋社)
「16.故郷釈迦国の訪問」を読みました。

釈尊がさとりを開いて大教団を率いていることは故郷の父王にも伝わり、故郷に帰って説法をすることを願う王の使者が何度か使わされました。ところが、みんな釈迦の説法を聞いてそのまま出家してしまい、戻らなかったそうです。九回目くらいの使者でようやく伝わり、釈尊は多くの比丘を連れて故郷に帰ります。

《以下引用》
…スッドーナ王を始めとして、釈迦族の人たちは、自尊心が強く、傲慢であり、それは偏屈固陋とまで見えるほどであった。伝によれば、釈尊が始めて釈迦国を訪問して、カピラ城外のニグローダ樹林に住しておられても、彼らは礼拝しようとはしなかった。そこで釈尊は、彼らのために種々の神通奇蹟を現わすことによって、始めて彼らを心服させ、父王も釈尊を礼拝した。その翌日、父王は釈尊および僧衆を王宮に招待したが、釈尊はその途中、家々を次第に托鉢して行かれた。王はこれを見て、食物は王宮に十分にあるのであるから、乞食までしなくともよいではないか、民家を乞食して歩くことは父王を恥かしめるものであるとして、これを非難した。釈尊は、托鉢はわが祖先からのりっぱな遺法であるといわれると、王は自分たちの祖先には、乞食をして歩くような者はひとりもなかったと答える。釈尊は、私は法の祖先としての過去仏のことをいっているので、釈迦族の祖先のことではない、と述べられた。
《引用終わり》

出家とか托鉢ということに関して、最初は父王も今日的な見方をしていたということが興味深いです。すごく、普通のお父さんという感じがします。

《つづく》


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サイエンスZERO(7月10日放送分)を見ました。ヘルペスウイルスが遺伝子操作という手法で人に飼い慣らされ、がん細胞だけを噛み殺していく…品種改良を重ね、生まれてからの教育も重ね、育てられる猟犬のようだな、と思いました。

犬を飼い慣らすテクニックは、長い歴史の中で培われてきました。それが、ウイルスでも、これから繰り広げられていく時代に入ったのだな、と。

ヘルペスウイルスが非常に研究し尽くされているということ、そして抗ウイルス薬があるので非常にコントロールしやすいということは、先日書きました。大人の人は、ほとんどが何らかのヘルペスウイルスを持っている、そういう意味でも非常に身近なウイルスです(犬のように!)。それを使って、人の疲れを測る手法も開発されています

今回、ヘルペスウイルスに対して3つの遺伝子操作を行ったということです。

1つめが、細胞の自滅を阻止する遺伝子の働きを止めること。ウイルスに感染した細胞は自殺して感染の拡大を抑えるようにできているのだそうです。しかし、ウイルスの中に、自殺させないようにする遺伝子が組み込まれており、これが働くことでウイルスは増殖するようになっています。この働きを止めることで、感染した細胞は自殺するようになります。ところが、がん細胞は自殺する機能が無いので、がん細胞だけは自殺しません。改変したヘルペスウイルスは、正常細胞の中では細胞自身の自殺によって増殖が妨げられますが、がん細胞の中では増殖しつづける…。ややこしいですが、よく考えましたね。

2つめがDNAの複製に必要なたんぱく質を作る遺伝子の働きを止めること。このたんぱく質は、ウイルスの増殖のためにも必要なので、この遺伝子が働くことでたんぱく質が作られ、ウイルスは増殖することができます。この遺伝子の働きを止めると、正常細胞ではたんぱく質が不足し、ウイルスは増殖できません。ところが、がん細胞にはこのたんぱく質に似たたんぱく質が多く存在するため、ウイルスは増殖します。

3つめは免疫から逃れる遺伝子の働きを止めること。この遺伝子は、ウイルスのたんぱく質が細胞表面に露出しないようにするもので、これが働くことにより、ウイルスは免疫からその存在を覚られずに潜伏することができます。この働きを止めると、ウイルスに感染した細胞の表面にウイルスのたんぱく質が露出しますから、それが標的となって免疫細胞が攻撃します。

最初の2つは、がん細胞にだけ、改変したヘルペスウイルスが増殖するようにしたものです。ヘルペスウイルスによって、がん細胞の増殖は抑えられます。世界で、この治療法の試験が行われていて、もうすぐ実用化されるそうです。

そして、3つめの手法が東大医学部独自のもののようで、免疫ががん細胞を攻撃しますから、ラットによる実験でですが、これによってほぼ壊滅させることができるとのこと。これはまだ、安全性を確認するという、試験としては最初の段階だそうですが、実用化が楽しみです。

抗がん剤の効果を疑問視する内容は以前書きましたが、まだまだ可能性はあるということですね。

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