トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

2008年11月

ブログネタ
爆笑問題 に参加中!
NHK「爆笑問題のニッポンの教養#53」(11月4日放送分)を見ました。東京工業大学の細野秀雄先生でした。材料科学の権威で現代の錬金術師という異名を持つ男。仲本工事にどこか似ている。

結局のところ材料科学はの研究は、元素を組み合わせて、いろいろな割合で調合し、焼いたり冷やしたりを繰り返す作業だと思います。細野先生のように華々しい結果が出ている人はいいが、「当たり」を見つけずに延々と続けている人もいることでしょう。好きでなければできない仕事だな…

「(先生がこの研究を続けている)目標は何ですか?」という問いを太田さんは何度も繰り返していました。その答えがすごく気に入りました。こういう例えはされませんでしたが、錬金術師というよりは金山を探してあちこち掘り起こしている人のようだと思いました。

そこを掘ると必ず金が出てくるという確証は無い。でも、(金は出なくても)何かを掘り当てた時の喜びがあるから、また掘り始めてしまう。金は見つからなくても何かは見つけられるから…all or nothing ではなくて all or something…生きる意味(目的)というのも、こんなもんじゃないかな。

目的なんか無くてもいいんだ。
生きていれば、生きてさえいれば、いつか何かを掘り当てる。
そうなってから言えばいい。
「僕は、これを見つけるために、今まで生きてきたのさ」って。

《つづく》
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12月より、距離に関係のない価格体系に変更します。エリアを走行距離20km以内に限定し、どこでもほぼ「33分で2000円」の価格とします。但し、消費者物価指数(生鮮食品を除く)連動はこれまで通りとしますので、価格は毎月改定します。

触察料:
標準(33分)で…
・1693円(午前9時〜午後6時)
・1796円(上記以外の時間帯)
※100円(2分)単位で増減できます

出張費:
・1人の場合:301円
・2人の場合:198円
・3人以上:96円
あいてるねット割引は廃止します。

追加項目:
・当日申込は103円
・鍼灸は1体位あたり103円の他、鍼21円(1本)、灸21円(1壮)

端数処理:
・百円未満は切り捨てとします

※今回反映します消費者物価指数(生鮮食品を除く)は9月のものです。

・11月の価格
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ブログネタ
こどもの教育 に参加中!
第五章「子どもたちに夢を!」の後半を読みました。

「教育とは、魚の釣り方を教えるのであって、魚を与えることではない。」

この言葉、以前どこかで聴いて気に入っている言葉なのですが、この本にも出てきました。木全さんのオリジナルなのか分かりませんが。要するに、教育とは自立させることなのですね。

子どもがたくさんいて親も忙しかった昔は、子どもに手が回りませんでした。いちいちやってあげる余裕が無かった。だから自然と「あとは自分でやってみなさい」ということになったわけです。十分に与えられなかったから、釣り方を教えるしかなかった。

ところが少子化ということになると、魚を与えようとする人がたくさんいる。我が家でもそうですが、お爺ちゃんお婆ちゃんの子守りは与えることが主になりがちです。孫の可愛さは格別だそうですから、魚を与えてしまうことが優しさだと勘違いしまうのでしょう。

公文式は、読み書き計算という「釣り方」の訓練と言えます。自立を目指して、あるいは自分の目標に向かって、「釣り方」を習得するまでとにかく諦めずに頑張る。いち早くできるようになって、できなくて困っている人に教えてあげる。あるいは助けてあげる。そういう生き方が身につけば、最低限でも親としての務めを果たしたことになるんじゃないでしょうか?

《最初から読む》
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●* ブッダ倶楽部 *ハロー ブッダ ステーション *● に参加中!
「?.両部の相承」の「一.恵果和尚」「二.真言と天台」を読みました。

恵果和尚は746年に長安の東方の郊外で生まれました。これは、師となる不空がインド・スリランカの旅行を終えて、長安に戻ってきた年です。9歳の時に不空の門弟だった曇貞和尚に師事し、遅くとも17歳のころには不空に師事していました。22歳のころには、不空より「金剛頂経」系の密教、善無畏の弟子の玄超和上から「大日経」系と「蘇悉地経」系の密教を授かったことになっています。

不空は多くの弟子を抱えていたので、恵果は優秀ながらも弟子たちの中では若い方だったので目立たない存在だったようです。28歳のころに不空を失い、兄弟子たちが亡くなっていく中でしだいに活躍の場を広げ、師不空の鎮護国家の路線を踏襲していきます。

当時の長安は東西の文化を集めた国際都市でしたから、ジャワ,朝鮮,インドなどから恵果の下に訪れる僧がおりました。日本から訪れたのが空海(31歳)です。59歳で病床にあった恵果は即座に空海の才能を見抜き、病をおして密教の奥義を授けました。亡くなったのは、空海と出会ってわずか半年後。

両部一具(金剛界系と胎蔵系の金胎両部を同等に見て、対にして捉える)の考え方は恵果に始まり、空海へと受け継がれていきました。

最澄は、空海と同じ804年に入唐していますが、密教に対する関心は余り高くなく、天台・戒・禅とともに付加的に密教も習ってきました。ところが、帰国して桓武天皇から求められたのは密教でした。この時代の要請に対応した形で、天台宗の中に密教専攻部門(遮那業)を渋々設けたようです。

一方の空海は、 善無畏訳の経典に基づく「虚空蔵法」と善無畏・一行訳の「大日経」を読んで、密教に猛烈な関心を持って入唐しています。最澄が習った密教は辺地の密教でしたが、空海は都長安で習っています。内容・質の面での両者の開きは大きいようです。

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【日本経済新聞(10月19日)から】
・血液中の尿酸が関節付近で結晶化、それがはがれおちると、白血球(好中球)が殺到して激しい炎症を起こす。
・高尿酸症の人が急に運動したり、食生活を変化させたりして尿酸値が下がると、結晶がはがれやすくなる。診断基準(7.0mg/dl)を下回っているのに発作が起こることがあるのはこのため。
・自然免疫系(生まれた時から持っていて外部の細菌やウイルスから体を守っている)に属する受容体が尿酸を認知している。この受容体の働きを抑えることができれば発作が防げるかもしれない。
・尿酸生成抑制剤「ザイロリック」:食物や体内の老廃物などに含まれる細胞の核酸を尿酸に変える酵素の働きを抑える。が、肝機能や腎機能を低下させる。この副作用が無い新薬が開発され、販売準備中。
・尿酸排出を促す薬も開発中。人間の尿酸値は他の生物に比べて高い方であるが、これは腎臓で排出された後に再吸収される尿酸が多いから。。この再吸収に関与し、体内で尿酸を運んでいる物質が特定されている。

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平均:2000円
最安値:1600円
最高値:3300円

10月は、比較的暖かな日々が続いたように思います。「こんなに過ごしやすいのはおかしい。」という声が聞かれました。寒くても、暖かくても…異常気象が気になります。

・9月の実績
・10月の価格
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NHK に参加中!
NHK「爆笑問題のニッポンの教養#52」(10月28日放送分)を見ました。慶応大学の稲見昌彦先生でした。ヒューマンインターフェース学ということで、近未来予測テレビのような最先端技術が紹介されました。

バーチャルリアリティの魔術師という感じの先生ですね。パソコンは映像と音という形で情報を出力します。つまり視覚と聴覚に訴えているわけですが、嗅覚・味覚・触覚に拡大していこう!というのが先生の研究です。

医療などへの応用が最も実用的な展開かもしれませんが、これを駆使したアートが誕生したら面白いだろうと思います。ますますマルチなメディアが出来上がります。

現段階でもCGのようにコンピューターを使ったアートがあるわけですが、嗅覚・味覚・触覚にも訴える芸術というのはこれまで無かったのではないでしょうか?これが明日明日実現されるような段階にある。どんなアートになるのかワクワクします。

ただ…
目の前の現実が果たして本当なのだろうか?と疑ってしまうことがあります。だから、ますます現実を勘違いしてしまうことが多くなりそうな心配はあります…

《つづく》
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悟りへの道 に参加中!
遺伝子というか、DNAというか…

「自分」とは何か?と聞かれた時に、医学的には一番間違いのないもの。

「自分」を指し示す最も純粋な情報かもしれない。

でも、こいつらは父親と母親から半分ずつ引き継いだもの。体重が60kgだと、30kgずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/4だから15kgずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/8だから7.5kgずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/16だから3.75kgずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/32だから1.875kgずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/64だから937.5gずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/128だから468.75gずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/256だから234.375gずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/512だから117.1875gずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/1024だから約58gずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/2048だから約29gずつ。

そのまた父親と母親を考えれば、1/4096だから約15gずつ。

そのまた…

でも実際には、ひとりの御先祖由来の部分を純粋に15gとか抽出することはできない。

どんなふうに切り取っても、15gの中には必ず4096人の御先祖様由来の成分が入っている。

自分ではない、たくさんの他者の混合物。

それが自分。

《つづく》
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★くもん・公文・KUMON★ に参加中!
第四章「お母さんがたの疑問・質問にお答えして…」の後半と第五章「子どもたちに夢を!」の前半を読みました。

松下幸之助さんの「人生心得帖」からの引用がありました。その一部をさらに引用したいと思います。

《以下引用》私は、成功とは自らに与えられた天分を完全に生かしきり、使命を遂行することだと考えます。したがって、成功の姿は人によって皆異なります。ある人にとっては大臣になってその任を果たすことが成功となり、また、ある人には靴屋さんとして周囲の人に役立ち喜ばれることが成功になります。《引用終わり》

これを読んで、誰かの言葉(有名な小説の一節だったかもしれない)を思い出しました。「幸せな家庭はどこも皆同じに見えるのに、不幸せな家庭はどこも皆違って見える」…成功の形は人によって違うと言う松下さんと反対のようです。

私は、松下さんに軍配を上げますけどね。人それぞれ、皆違うんですよね。幸せな家庭が同じに見えるのは、他人の幸せなんて興味がないから詳しく話を聞かないだけでしょう。他人の不幸は隅々まで詳しく聞きたがるのが人情です。

松下さんの話は好きです。こういう考え方にうなづきながら、日本人は高度経済成長の道を歩んだなあ、と思います。でも、松下政経塾出身ですごい人だなあ〜という人には、まだお会いしたことがないです。

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「?.大日経の相承」の「二.一行禅師」を読みました。
今回は一行禅師さまです。

683年に唐で生まれました。小さい時から記憶力が抜群で、しかも勉強熱心なため、いろんなことに通じていたようです。特に当時盛んだった道教を有名な道士に付いて勉強しました。ところが21歳の時に両親を失い、禅師について出家しました。ここでも才能を発揮し、奥義に達する。その後、律や天台についても学ぶ。

34歳のころ、名声を聞きつけた玄宗皇帝からの勅命で長安に入る。やはり卜占の能力を買われたらしい。この長安で密教と出会います。一行と比べると、善無畏はその1年前に入京、金剛智は2年後に入京しています。まず金剛智より金剛頂経系の密教を学び、その後に善無畏と大日経を翻訳したようです。

道教,易学,数学も得意で、開元大衍暦を作成した天文学者としての顔も持っています。当時の唐で使われていた暦では日食がたびたび食い違うということで、新しい暦の作成を一行に命じています。それが38歳のころ。44歳のころに完成しますが、発表する前に亡くなっています。

善無畏が亡くなるのはその8年後、金剛智が亡くなるのは14年後です。道教と呪術に興味を持っていた玄宗の治世下に、異人の金剛智と善無畏が新来の密教を、唐の朝廷内に急速に浸透させることができたのは、道士の中で厚い信頼を得ていた一行の存在が大きかったようです。

自然科学者としての顔を持つという点で、私としても興味のある方です。44年の人生で、これだけの功績。私の44年は何だったのだろう…

《つづく》
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