トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

2008年07月

【きょうの健康6月号から】
・発生のメカニズムは未だ不明。
・筋肉自体や筋肉を支配する末梢神経の異常、心因的な影響。
・薬の影響(降圧薬,抗高脂血症薬,ホルモン薬など)。
・腎疾患,心疾患,肝疾患,内分泌疾患,電解質異常などの全身性疾患,腰椎の疾患。
・運動中に生じるのは、水・電解質の代謝異常(脱水)、同一の筋肉の繰り返しの使用、急な運動。
・夜間睡眠中に生じる場合(夜間有痛性筋痙攣)は、多くの場合原因の特定ができず、心配もいらないことが多い。
・予防法は、運動前の準備運動、ふだんから筋肉のストレッチ。水分摂取、ミネラル補給。
・薬は、マラリア治療のキニーネ、ビタミンB合剤、ビタミンE、抗てんかん薬、芍薬甘草湯などを用いるが、確かではない。

【取穴】
腓腹筋の場合は承山前脛骨筋の場合は足三里
長母趾屈筋復溜長趾屈筋三陰交
長母趾伸筋,長趾伸筋解谿
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ブログネタ
オカルト に参加中!
世紀末のある日、私はあるヒーラー(治療師)の講習会に参加しました。

前回は二十万もする内観法セミナーの先生について書きましたが、とてもそんなお金は出す気になりません。そんなとき、リーズナブルなセミナー(二日間で一万円くらいだったと思う)があったので、受講してみました。怖いもの見たさで。

この人も、相手の顔を見ただけで、何かその人の情報が頭に浮かんでくるという能力を持ったヒーラーでした。この人が治療する姿は何回か見ていて、面識もありました。

この人は坐骨神経痛の治療で特に評判が良かった。痛くてやっと歩いてきた人が治療後は普通に歩いて帰る、ということが何回もあったらしい。大殿筋を肘でグイグイ押して、患者はその痛さに悲鳴を上げるのです。でも、治療後は楽になる。

鍼灸師になった今になって思えば、これはフツーの現象です。神経痛は痛いところを刺激すると激痛が走りますが、その後は数時間痛みが治まるのです。だれでも奇跡の治療法を行うことができます。

一人三千円もらっていました。この人のファンは各地にいて、日本国中を転々としているようでした。厳密には医師法違反ですが、整体やカイロのような民間資格の治療師も国家資格を持たないという点で事情は同じ(医師法違反と紙一重)ですから、このヒーラーが野放しになっているのも驚くには値しない。

そのセミナーはゲームのような内容で、楽しいものでした。ある人に皆がいい想いを念じてから重い物を持つと軽々持ち上げられるのに、悪い想いを念じると力が入らなくなる、とか。お日さまを褒めるチームとお月さまを褒めるチームに分かれてディベートをするとか。二人ペアになって、一人が目隠しをし、もう一人が言葉を使わずに介助して、会館の周りを一周してくる、とか。

最後に、眉間のところに両手を合わせたまま、30分間「良くなる!」を連呼しました。そして、手と手の間に気のボールができるようになったことを確認して、終わりました。

「気のボールが見えますか?」と聞かれたので、
「見えません。」と答えたのですが、
「できてるよ、ほら。よく見てごらん。間違いなく出来てるから安心して!」と言われました。

世紀末の夜、半信半疑のまま家に帰った私は、手と手の間をいつまでも眺めていました。

そして、十年近くたった今、手と手の間に何かあるのが見えるようになりました。現代医学では、これを飛蚊症と言います。

〔続きを見る〕
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NHK に参加中!
NHK「爆笑問題のニッポンの教養#43」(7月8日・15日放送分)を見ました。宮田亮平さんは東京藝術大学学長!でも、とても気さくで面白い人でした。爆笑問題との話題も、予想に反して私の大好きなテーマ。

伝えたいことを言葉にするという作業は「デジタル化」である!と太田さんが以前から言っていたと知ってうれしくなりました。私も、ずっと前からそう思っていたから。

心で思っていることを一番ニュアンスの近い言葉に置き換えるわけだけれど、言葉というのは飛び飛びにしか存在しないから、心と言葉の間には必ず差が生じる。言葉にすればするほど嘘になるような感覚は、これが原因です。エンジニアはこれを量子化雑音と呼ぶ。

言葉に限らず、美術として音楽として表現するときにも必ずこの量子化雑音は発生する。その言葉を聞いた人、美術品を見た人、音楽を聴いた人は、そこから何かを感じ取り、自分の気持ちへと翻訳する。

だから、必ず、伝えたいことと伝わることの間には差が生じる。

宮田さんが言っていましたが、芸術家が作品を作りたいと思う最初の動機は何かと言えば、自分の頭に何か湧き上がったものがあり、「こいつはいいや。これを誰か他の人にも伝えたいな」という気持ち。これは、「ねえ、ちょっと聞いて!」と人の肩をたたくのと同じ気持ちだし、私がブログを書く理由でもある。

だから、「こいつはいいや」と思う気持ちが強ければ強いほど、相手には精確に伝わって欲しい。でも必ず差は生じる。

でも、相手がどう受け止めるかまで、こちらでどうのこうのはできないのですね、結局のところ。そういう諦めというか開き直りが必要なんじゃないだろうか?と思いました。

うまく伝わらないのはもどかしいし、口惜しいけれども、そういうことで生じる誤解も楽しく受け止める度量が必要なのかもしれない。世の中は、そうなっているんだから仕方がない。

心を伝える匠、宮田さんの笑顔には、そんな深いものを感じた。

《つづく》
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科学 に参加中!
自分のやったことが、地球の裏側にあるような物に影響を与えてしまうかもしれない…というのは何とも不思議なことです。

量子もつれとか、量子テレポーテーションとか、EPRパラドックスとか呼ばれる不思議な現象…量子暗号として実用化されつつありますから、本当の話なんですね。

バタフライ効果は、蝶が羽ばたくような小さなことが「風が吹けば桶屋が儲かる」的な微妙な連鎖を起こし、やがて地球の裏側の気象現象などにまで影響を及ぼすことがあり得るということ。シミュレーションで確認できる…というよりシミュレーションでのみ確認できると言うべきか。

それでもバタフライ効果は、我々もよく承知している現象の連鎖が仰天の結果を生むということでありまして、摩訶不思議な現象は登場しません。それに比べると、量子もつれは随分と摩訶不思議な話です。

やっぱりまだまだ我々の知らないことがあって、自分が直接関わっていないものに対しても、自分の行動が影響を及ぼしているかもしれない…

みんながそう思うようになれば、悪いこともバレなきゃいいだろう!みたいな考え方がなくなるかもしれません。

あるいは…
強い願いがあって、どうしてもかなえたい。でも自分の努力ではどうすることもできないことってありますよね。それでも、かなえたい。もう祈るしかないようなとき。
お祈りすれば…おまじないすれば…良いことをすれば…願いがひょっとしたらかなうかもしれない

こういう迷信めいたことを最近は考えることがなくなっていたんですが、私が子供の頃の道徳心はこんな所に根があったんじゃないかと思うのです。

だから「量子もつれ」みたいな科学現象は、オカルトっぽく神妙に皆が捉えたらいいんじゃないでしょうかね。

《つづく》
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★くもん・公文・KUMON★ に参加中!
「どんなことをしてでも伸ばしてやる」(1979年)
「可能性への挑戦」(1979年)
「創造性を高める公文式」(1979年)
「公文式の価値の認識(しりかた)」(1980年)
上記4編を読みました。

以前、公文さん自らが公文式のことを「実験」と呼ぶことに奇異な感じがすることを書きましたが、最初の20年間は「実験」の期間と設定していたようです。それが、1978年まで。今回読んだ文章は、この実験期間が明けてから書かれたものになります。

「幼児期は、勉強は理屈だとは思わせずに、作業だと思わせろ」的なことが書いてありました。そうかもしれません。幼児期を過ぎても、勉強というのは問題を解くという作業そのものか、それができるようになるための努力です。

うちの娘たちも幼児用の教材を少しずつやっていますが、線をなぞるだけのプリントとか、書いてある動物の絵を数えるだけのプリントを次々とやっています。それはまさに「問題を解いている」というよりは「作業をしている」という表現が的確です。

それで身につくのかということですが、公文とは全く関係ない絵本を見ているときに、私が何も言わないのに、「1,2,3,4,…」と数えて「6匹いるな」なんて言うようになっている。

それが創造性につながるかどうかは、まだわかりません。が、やっただけのことは確かにあるようです。

《つづく》
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第三章の教理論の後半(三密用大論,阿字体大論)にあたります。

三密用大論は、我々の行為・行動に関することのようです。仏教では三業と言って身口意に分類しますが、密教ではこれを三密と呼んでいます。

身密は宇宙の全体的活動であり、口密(語密)は宇宙のあらゆる言語・音声の活動であり、意密(心密)は宇宙のあらゆる精神活動です。修行を積めば、すべての挙動・言動・思考が崇高なものになっていくのですが、初心者の段階では手に印を結び、口に真言を唱え、精神統一を心がけよ!ということのようです。

阿字体大論を基に弘法大師が発展させたのが六大体大論だという位置づけのようで、真言宗として後者のほうが大切なようです。ただ「阿」の一字にすべての意味を持たせたことが便利な場合も多いということなのか、ここで取り上げられています。

ここで本不生という言葉が出てきまして、阿字の十通りの意味が説明されています。大切な事柄が総括されているようなのでここに紹介したいのですが、本文をそのまま載せることになってしまいそうなので(削ったり付け足したりできるほど理解できていない)、諦めます。

本不生という文字を見ると、ビール(本生)が飲みたくなります。まだまだ修行が足りません。

《つづく》
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【きょうの健康5月号から】
・一般にめまいの2/3は耳の病気、一割は脳の病気、他に心理的要因や血圧異常が原因
・三半規管や耳石器の情報を処理するのは脳幹小脳。ここでの出血,梗塞,腫瘍。激しい頭痛,手足が動かない,ろれつが回らない場合は重大。

良性発作性頭位めまい症:三半規管に剥がれ落ちた耳石や老廃物がたまるのが原因。「寝返りを打った時」「寝床から起き上がった時」「靴紐を結ぶため前かがみになった時」「棚の上の物を取ろうとして頭を反らせた時」など、頭を特定の方向に動かした時に起こる。一分程度で治まるが、同じ動作をするとまた起こる。吐き気、嘔吐も伴う。聴力の低下はない。骨粗鬆症などカルシウムが不足すると耳石がはがれやすくなるので、起こりやすい。薬は効果なし。三半規管内の耳石等を耳石器に戻す治療が有効。

メニエール病:三半規管,耳石器,蝸牛の内リンパ液の増加が原因。激しい回転性めまい。難聴と耳鳴りがほぼ同時に起こる。数十分〜半日程度の持続だが、繰り返す。吐き気を伴う。几帳面でストレスをためやすい人、働き盛りの人がなりやすい。利尿薬,循環改善薬,ステロイド(内耳の働きを改善),精神安定薬。趣味やスポーツで気分転換。手術(内リンパ嚢の切開)。

前庭神経炎:前庭神経の炎症や血流障害が原因。突然一回だけ激しい回転性めまい。聴力低下は起きない。軽いめまいや浮動感が続く。期間の長さは個人差。三半規管の情報が前庭神経の障害で脳に伝わらなくなる。風邪のあとになりやすい(ウイルス感染?)。入院し、ステロイド投与(神経の働きを改善)。

突発性難聴:蝸牛,蝸牛神経の炎症や血流障害が原因。突然片方の耳が聞こえなくなる。耳鳴りも。ひどいとめまいやふらつき。蝸牛(聴覚を司る)や蝸牛神経の障害で難聴となる。病変が三半規管,耳石器,前庭神経に及ぶと、めまいやふらつきを伴う。入院し、ステロイド投与(神経の働きを改善)。治療が遅れると聴力回復が困難。発症後1週間〜十日以内の治療開始が望ましい。

【取穴】
・水毒に対して:百会,失眠,腎兪
・消化器異常に対して:足三里,脾兪
・頚部筋の過緊張に対して:天柱,風池,百労(大椎の両脇)。
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死なない理由 に参加中!
世紀末の夜、私は特別な能力を持つ人(自称)たちと会いました。

たとえば前世がわかるという人。人の前に立ち、目をつぶって、しきりに首を縦に振ったり横に振ったりして、その人の前世を透視するのでした。同席したゼネコンの所長さんは、インドの王様だったと言われて上機嫌になっていました。でも、それ以上は何も教えてくれない。それでは聞いても仕方がないので、私は自分の前世は見てもらいませんでした。

内観法のセミナーをするという人もいました。この人も、相手の顔を見ただけで、何かその人の情報が頭に浮かんでくるという能力の持ち主でした。その人が主催するセミナーは一週間の合宿(料金が二十万円くらい)で、期間中ひたすら座禅のようなことをして自分自身を見つめるというものでした。

そのセミナーの説明会というのがあって、終わってからファミレスで皆で食事をし、帰りはその先生が車で送ってくださいました。ところがこの先生、スピード違反で捕まってしまいました。忘れもしない仙台市青葉区旭ヶ丘の青年センター付近です。

「なんだ、この人、こういうのは予知できないのか…使えねえな。」と思いました。

超能力者という人たち、みんな嘘つきではないだろうけれど、本物だとしても気をつけなければいけないな、と思いました。オリンピックの選手でも調子のいい悪いがあります。超能力者だって調子の良し悪しがあるはず。「インドの王様」が見えたのは調子が良い時だったか悪い時だったか…重要なことです。しかし、判断するのは難しい。

霊の言葉が聞こえるとか、宇宙人の言葉が聞こえるとか、マリア様(これはどう分類すればいいのか分からない)の言葉が聞こえるという方々にもお会いしました。

精神異常でないという前提で考えますと、霊界にも、宇宙にも、マリア様をなのる人でも、いい人や悪い人がいるでしょう。この世の人間たちと同じようにいろんな人がいて、複雑な社会と人間関係があるんじゃないかと思うのです。その超能力者がコンタクトできるのは良い人なのか悪い人なのか…重要なことです。しかし、判断するのは難しい。

前回も書きましたが、私たちは何か理由があって、能力を制限されて生まれてくるんじゃないかと思っています。(これは何かの本に書いてあったのですが、出典は忘れました。が、私が気に入っている考え方です。)

そう考えると、超能力者という方々はそういう制限が不完全なまま生まれてきた人たちということになります。

世紀末の夜、パトカーの中に呼ばれた大先生を見ながら、「気の毒な方々だな…」と思いました。

〔続きを見る〕
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【マック】 マクドナルド 【マクド】 に参加中!
オレオレ詐欺、まだ流行ってるみたいです。防止のためにいろいろ対策が講じられているにもかかわらず。

シールも配られました。「オレオレ詐欺に注意しましょう!」というやつ。電話の近くや受話器に貼ってあるのをよく見かけます。

銀行のATMにも貼ってあるようになりました。携帯電話で話しながら振り込むのは止めましょう!私も以前、そういう人を見かけました。被害者でなければいいんですが。

オレオレ、オレオレ、こんなにも注意を喚起しているものだから…

日曜日、マクドナルドに行きました。何にしようかな〜とメニューを見ていると、
妻が、「オレオレ?」

「えっ?ここでもオレオレ」と思ったら、
マックフルーリー オレオ(R)クッキーでした。

まあ、こんな間違いする人は他にいないと思いますけど。オレオレには気をつけましょうということで。
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死なない理由 に参加中!
私たちに与えられているのは、限られた波長の光しか感じない目と、これまた限られた周波数の音しか感じない耳。犬より格段に劣る嗅覚。ちっぽけな脳細胞がいろんな機械を発明して、もともとの能力以上のことができるようになっているけど、全知全能には程遠い。

宇宙というのは複雑多岐。何次元かわからない。3次元空間に時間を足して4次元まで、我々はかろうじて認識できることになっている。だから、それ以上の次元はわからない。

認識能力を超えた次元を見ようとすると、どういうことになるか。これには影絵の喩えがよく使われる。影絵は3次元の物を2次元のスクリーンで捉えるもの。つまり、2次元しか認識できない目で3次元の物を見ること。

角度を変えれば、いろんな形になる。こういうことは大宇宙なんて大風呂敷を広げなくても、日常的に体験できることなんじゃないだろうか。身近な出来事、身近な人、見方を変えると全然違ったものに見える。

たとえば、目の前にいる私の奥さん。一人の人間は60兆を超える細胞でできているとのこと。そして、1個の細胞を構成している原子の数は…と考えたら、これは立派な小宇宙。こういった構成要素それぞれの都合を総合して、一人の人間が動いている。ずっと一緒にいても謎が尽きない。

そんな謎めいた奥さんと、謎めいた私と、その謎を引き継いだ娘たちが影響を与えあっている。我が家の中を見ただけでも何次元かわからない多次元の宇宙。

つゆと落ち つゆと消えにしわが身かな なにわのことも夢のまた夢…

生まれるとは、何か大きな全体からポツンと一滴、しずくが落ちるようなものじゃないかと思う。葉っぱの上を転がるしずくのように、表面張力をもって、なにわの中をコロコロ転がる。

限られた窓からしか他を見ることはできないし、聞くこともできないし、嗅ぐこともできない。そんな窮屈な表面張力が用意されているのは、何か意図があるのではないか?と思う。

見えないようにできているんだから、見えるところだけ精一杯に見ればいいと思う。聞こえないようにできているんだから、聞こえるところだけ精一杯に聞けばいいと。嗅げないようにできているんだから、嗅げるところだけ精一杯に。そして、生きているんだから…

生きる意味がわからない?死なない理由がわからない?じゃあ、死ぬ意味って何なんだ?わかるのかい?

《つづく》
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