トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

2007年07月

山口県光市の母子殺害事件に関する裁判は忠臣蔵のようなものかもしれないと、ふと思いました。

被告人は子供の頃どうだとか、人格形成がどうだとか、母親が死んだとか生きたとか・・・そんなにいろいろ調べるんだったら、被害者の方も調べてくださいよ。最愛の妻を失う気持ち、子供は可愛い盛りだったとか。あるいは娘や孫に先立たれる親の気持ち。判決文には、被告人自身について書いた文字数と同じだけ、被害者やその遺族に関する言葉を載せるべきです。その辺はどうなっているんでしょうか?判決文なんて読んだこと無いですけど。

最近の殺人事件の裁判は、被告人にばかりスポットが当てられているとわたしは思います。精神鑑定を徹底的に行い、責任能力が無いんじゃないか?無いんじゃないか?と何回も執拗に問われます。猟奇的で凶悪な犯罪ほど無罪になるみたいです。

一方の被害者側に対しては、「死んじゃったからしょうがないんじゃないの」という久間さん的頭の整理を行っているみたいで、被告人に対するよりもずっと淡白な扱いのような気がします。遺族は感情的になっているからまともな考えは持てないはずだ!と決めつけているようで、裁判から徹底的に排除されている観がありました。最近、改善の兆しはありますが。

だから、近頃の裁判は片手落ちだとずっと思っていました。そう思っている人は、光市の事件では本村さん(被害者遺族)の味方をするでしょう。そうじゃない人は、もういい加減いいんじゃないの?と思っているようです。

忠臣蔵の事件でも、お上の裁定に対して元禄の世論は二分したことでしょう。あれは片手落ちだ!いや、そうじゃない!という具合に。尤も浅野内匠頭が加害者ということになるので、加害者にきつい判決が出たという点は逆かもしれませんが。片手落ちの判決を不服として、何度も再考を促し、認められずに実力行使に出るわけです。大石内蔵助もなかなか執念深いと言えますが、亡き殿の無念を晴らしたいという気持ちを貫く姿は美しいと思います。

現代の司法に問題提起をするという意味で、本村さんをわたしは応援します。とにかく、やれるところまでどこまでも貫いて欲しい。そう願いながら、展開を見守っています。

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日本人は単線的な物差しになじめないという指摘があります。ただ速く走るとか、高く飛ぶとかいうことだけでは評価したがらない。入試もひとつの科目だけでするということはあまりしないで、複数の科目で行い平均を出したりする。

このあたりにも日本人批判ぽいニュアンスを感じて、わたしは違和感を感じます。これは悪いことなんじゃなくて、日本人のいいところなんじゃないかなと。養老さんは西洋医学の人だから仕方ないとしても、武術研究家の甲野さんが同調しているのは好きになれない。

武術には「競うこと自体よりも、つねに自分のなかと向き合う状況というのを重くみている」という甲野さんの発言がすごくいいですね。スポーツは、ただ速ければいい、高ければいい、点を多く入れればいいという単純さが良い点でもありますが、自分の人間的な成長とは必ずしも結びつかないと思います。

その傾向は最近顕著かもしれない。「スポーツをする人に悪い人はいない」と言われて納得する人は、今はいないんじゃないかな?

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最近、選挙のたびにむなしさを感じます。選挙をすると民意は明らかになるのだろうか?

今回の場合、年金とか格差社会是正とか争点となるいくつかのテーマがありまして、各党あるいは各候補者がそれぞれのテーマについて答えを準備しています。選挙公約とかマニフェストとかですね。テーマ1については自民党の案がいいけれども、テーマ2については民主党の方に賛成だ。テーマ3については共産党がいいと思う・・・という場合、投票用紙には何と書けばいいんでしょうか?

こういう歯がゆさを強く感じるようになったのは、郵政解散の後の選挙を経験したからではないかと思います。「郵政民営化賛成か反対か」というテーマに対しての国民投票のようにしてしまった。何にでも細かい注文をつけたがるようになった国民に、直接民主制の快感を分からせてしまったということだと思います。

昔は、何人かで食堂に行って最初に誰かが「ラーメン」と言ったら、みんなラーメンにしました。そういう時代は間接民主制でもみんな我慢できたわけです。でも、今はみんな違うものを頼みます。直接民主制でなければ満足できない時代になったのだと思います。

インターネットなどを駆使すれば、直接民主制も近い将来実現できるのではないかと思います。というよりも、そうしなければいけないのではないかと思います。そして、議員さんという仕事は少しずつ廃止していくべきではないかと・・・。

だから、選挙?しかも参議院議員の?全く心が燃えません。小泉純一郎がしでかした最も大きなことはこのへんにあると、わたしは思っています。でも善し悪しは別にして、わたしは彼のことが大好きなのですが。

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新生銀行から、新しい金融商品について電話がありました。高金利の定期預金だというのです。5年もので年4%。詳しくはわかりませんが、かなり高金利らしいのです。それで「元本保証なのですか?」と聞きました。

「はい、満期後に円でお受け取りになる場合は元本が保証されます。」と言います。円以外の通貨で受け取るつもりはなかったので、「満期後に円で受け取れない場合があるのですか?」と聞きました。

「ニュージーランドドルで運用いたしますので、満期の際に円高になれば円ではお受け取りできなくなる場合がございます。」と言います。「条件付の元本保証」というのは、元本保証ではないということなのではないか?と聞いたのですが、「そうではない」と言い張ります。

それならば、株式投資も元本保証と言えるのではないかと思いました。「運悪く株価が下がった場合には元本は保証されませんが、それ以外の場合は確実に元本保証です。」という、列記とした条件付元本保証です。ひょっとしたら、競馬やパチンコや宝くじさえも。

「あなたがなんとおっしゃろうと、わたしにはそれは外貨定期預金と同じに見えます。為替リスクを伴う高金利ですから、それは当たり前の話で、申し訳ないけれども何ら目新しさを感じない金融商品だと思います。」とお断りいたしました。

金融業界はややこしいものばかりで、わたしの頭では理解できません。わからないものには手を出さないに限ります。

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最も怖い乗り物のひとつ、体重計に乗りました。家で測ったのは3月31日(66.6kg)以来。記録に残っているのはドックでの計測で4月4日(64.3kg)。今日は64.2kgということで、ホッとしました。

ここのところ、サクランボで休んでいるメイトさんの分のメールが回ってきていて、忙しかったのです。毎晩のようにビールを飲んでクズのサクランボをつまんでいましたが、増えていなくて安心しました。

先日、ビリーがテレビに出てレッスンしていたので、すかさず録画しました。これを毎日続けて、全然お金をかけずにお腹をデグデグにしたいと企んでいるところです。
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今日は8月の価格を決定しました。5月の消費者物価指数(生鮮を除く)は100.1。触察料は、1689円となります。また、時間外の追加料金を170円から180円に上げさせていただきます。

6月の客単価は、平均1865円(1500〜3000円)でした。
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