トトガノート

「鍼灸治療室.トガシ」と「公文式小林教室」と「その他もろもろ」の情報を載せています。

ウメさんの所には、いろんな人が物を売りに来ていた。突然の訪問販売なんか門前払いが普通だが、ウメさんは断らないから、何度もやってくるのである。

「だって、孫みたいな人から『買って下さい!』って言われたら断れないじゃないの」と言っていた。

お金持ちだし、詐欺に引っ掛かっているわけでもないから問題は無いのだが。

ある時、「この前はマツタケ売りが来たよ」と話してくれた。

ここ数年、毎年マツタケを売りに来る人がいるらしい。良いマツタケを安く売ってくれるので、ウメさんも重宝していて、毎年心待ちにしている。ところが、去年は来なかった。

今年は来たので、聞いてみた。
「去年、来なかったよね。余り採れなかったのかい?」

すると、マツタケ売りが答えた。
「去年は見つかってしまったんですよ(笑)」

「これはどういう意味なんだろう?」と、ウメさんは私に尋ねた。

「見つかったんなら採って来れるだろう?見つかって、売りに来れないって変じゃないかい?」

「他人の山で採ってた(盗ってた)としか考えられないですね。」と私は答えた。

「やっぱり、それしかないよね…来年はどうしようかな…」とウメさんは笑った。

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「訪問日記」一覧

◆◆◆鍼灸治療室.トガシ◆山形県東根市◆◆◆

だいりょう:PC07(心包経 原穴 兪土穴)

〈取穴〉:手関節前面横紋中央、橈側手根屈筋腱と長掌筋腱の間に取る。

〈標準〉:前腕前面横紋、橈側手根屈筋腱長掌筋腱の間、手関節掌側横紋上。

〈筋肉〉:浅指屈筋橈側手根屈筋腱、長掌筋腱。

〈運動神経〉:正中神経。

〈知覚神経〉:正中神経浅枝。

〈血管〉:掌側手根動脈網。

〈主治〉:手関節障害、手掌熱、心痛、動悸、不眠、ヒステリー、胃痛、嘔吐、精神病。

〈特殊〉:鎮静安神作用、自律神経調節作用。

〈関連痛領域〉

参考文献1「経穴マップ」

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一応、「師」がつく仕事なので(?)、師走は忙しい。

2,3日前から首こりから来る頭痛があった。自分で揉んではいたけれど、それだけではダメだった。

今日、やっと自分で治療。やはり、鍼じゃないとダメだ。




骨まで当てて(筋肉貫通!)、2時間ほど放置。ギュワ〜ンという響きがたまらない。時間が経つと落ち着いてくるので、鍼を回したり、ツンツンしたりして楽しむ。

鍼を抜いた後は、違う痛みに変わった。依然として痛みは残っているのだが、痛みの質が変わったという点がポイント。その痛みも2時間ほどで消えていった。

自分を自分で治療すると、押した時の感じと押された時の感じ、鍼を刺した時の感じと刺された時の感じ、お灸をした時の感じとされた時の感じ、つまり施術者側の感覚とクライアント側の感覚を同時に体験できる。

この感覚は、しっかり記憶しておかなければならない。クライアントのコリを押す瞬間、鍼を刺す瞬間、お灸を燃やしている瞬間、この記憶を呼び起こすために。

ウメさんに最初に灸をした時、初めてのお客さんにいつもするように「熱いですか?」と尋ねた。

「そりゃあ、ちょっとは熱いけど、昔のお灸ほどじゃあないね〜」

私が使っているお灸は、もぐさを直接皮膚に置くタイプではないので、当然直接置くタイプよりは熱くないはずだ。
「そうですか」と、私は軽く受け流した。しかし、次の言葉には施術の手も止まってしまった。

「火傷が半年くらいは治らなかったからね〜」

「どういうことですか?」と聞かずにはいられなかった。

東京(もっと詳しい地名をおっしゃったが忘れた)に、とても評判の鍼灸院があって、肩こりがひどかったので行ってみたとのこと。二十代の頃だった。

治療室の壁につかまる棒が付いていて、患者さんはそこにつかまって並んでいる。そうすると、先生が患部にもぐさをのせて片っ端から火をつけていく。火が燃え進んでいくと、みんな悲鳴を上げて悶え苦しむ。それに耐えるために棒につかまる。

お灸の跡は酷い火傷になる。そこに治療院特製の膏薬を貼る。火傷が治るまで鍼灸院に通い、膏薬を取り換えてもらう…という治療らしい。

「化膿したりしませんでしたか?」
「したよ。膿が出てくるから、それを取ってから膏薬を貼ってもらったんだよ。」

打膿灸だ…。学校で習った。今やったら誰も来なくなる。というより、裁判沙汰だ。

「そこに跡があるだろ?」と言われた。

直径3cmくらいの丸い傷痕のようなものが、肩の左右に一つずつあった。色は周囲の皮膚と同じ色だったから、そんなに目立つものではなかったが、その存在には気づいていた。でも、すぐに「これは何の傷痕ですか?」と無邪気に聞くのは、流石の私にもできなかっただけだ。

「あー、これですか。」と、気づかなかったふりをした。

でも、これは聞かずにいられなかった。
「それから、肩こりはしなかったですか?」

「そんな、肩こりどころじゃなかったよ。」と言って、ウメさんは笑った。
「確かにそうですよね。」と言って、私も笑った。

〈つづく〉
「訪問日記」一覧

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開業して間もない頃に、気がついた。例えば「腰が痛い!」となった時に、最初に鍼灸を考える人がとても少ないということ。

関西の方だと小児鍼なども普及していて、子供のころから鍼灸は身近な存在のようである。それが、関東、東北と移るほどに薄い存在になって来るようだ。

「鍼灸です!」と言っているのに「整体の先生」とか「マッサージの先生」としか呼んでもらえず、悩んだ時期もあった。

選択の順番として、「整体」が最初の方に来ている。「整形外科」というのが意外に後ろの方。そして鍼灸は、その更に後の方。これが一般的な傾向のようだ。

最初は「しまった!」と思ったけれど、これも悪くないと思うようになった。「最初に行った整体ではどんな治療を受けましたか?その後、どうでしたか?」と聞けるからである。

「その次の接骨院ではどうでしたか?」
「その次の整形外科ではどうでしたか?」

これはとても勉強になるし、自分の治療方針を決める上でとても参考になる。

それに気づいてからというもの、順番をとばしてきた人には「せめて主治医の診断は受けて下さい。」と言っている。

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干し柿って、ドライフルーツだということに気がついた。




ここいら辺では、庄内柿を植えている家が多い。そして、どこの家でも、焼酎で渋を抜いたり、干し柿にしたりして食べていた。干し柿を軒下に下げる風景は、秋には必ず見かけたものである。

ところが、最近、収穫をしない家が増えてきた。柿の実が、収穫されずになりっぱなしの状態。

そして、柿の木がポプラの木のように上へ上へと伸び始めた!と、農家の人に言ったら、苦笑された。

もともと柿の木は、そういう伸び方をするのだ。しかしそれでは鳥ばかりが喜んで、人が収穫するのは難儀だから横に伸びて上には伸びないように剪定しているのである。

最近になってポプラのような柿の木に気づくようになったということは、いかにこれまで皆が剪定の方法を心得ていたかということでもある。

農業の技術は素晴らしい。

触察Plainプラン33分2000円
触察Mediumプラン53分3000円
触察Premiumプラン73分4000円

詳細は以下のとおりです。

触察料:
・33分で 1647円 (前月比+4円)

出張費:
・人数に関わらず:361円 (前月比±0円)

追加項目:
・鍼50円(1本)、灸50円(1壮)

端数処理:
・百円未満は切り捨てとします

※今回反映します消費者物価指数(生鮮食品を除く)99.8は10月のものです。
※当院の価格に対する考え方はこちら

・12月の価格

ないかん:PC06(心包経 絡穴)

〈取穴〉:a href="http://blog.livedoor.jp/totoga/archives/52230181.html" target="_blank" title="大陵">大陵から曲沢に向かい2寸に取る。
〈標準〉:前腕前面、長掌筋腱橈側手根屈筋腱の間、手関節掌側横紋の上方2寸。

〈筋肉〉:橈側手根屈筋腱、長掌筋浅指屈筋

〈運動神経〉:正中神経。

〈知覚神経〉:内側前腕皮神経、正中神経掌枝。

〈血管〉:前骨間動脈。

〈主治〉:心胸痛、動悸、盗汗、不整脈、心臓疾患、構音障害、胃痛、嘔吐、ヒステリー、精神病。

〈特殊〉:自律神経調節作用、降圧作用。

〈関連痛領域〉

参考文献1「経穴マップ」

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